引退しちゃった
1995年に突然好きになってその年に偶然ホワイトシアターのLIVEを観られて
そこからずっと好きだった。
6人揃っているところが断然好きだったけれど
SMAPが好きになりました、と言うと
「メンバーで誰が好き」と聞かれるから考えたら、彼だった。
5人がバラバラになるしかなかった時に
TVに出続ける道を選んだ彼は
TVの世界に愛されているとは思えないのだけれど、それで良かったのか?
そう考え始めたのが去年の秋だった
新番組がどうしようもなくて初回で見るのを辞めた時。
Jの事件が公になった時
真っ先に私は彼のメンタルの心配をした。人でなしだ。
だって彼は”芸能界の父親”のように
いや、拾われた子供のようにあの社長への愛情と執着を持っているように見えていたから。
被害を受けている、受けていない、知っていた、知らなかった
どの立場だったとしても
突出して
社長を話題にして笑いを取る回数が多く
「こんなことするためにJに入ったんじゃない(笑)」とアイドルを揶揄していた人に
何の衝撃も無いわけがないだろう。
死んだときも随分と大変そうだったよね。
それとは比べ物にならないくらいとんでもない出来事
酷い人間だったことが日の下にさらされたのだから。
私は怖いから知らんふりをすればすんだけれど
彼には
その気持ちを吐露する場所があるのだろうか?
気持ちを分かち合える人はいるのだろうか?
精神の揺れをケアしてくれる人物はいるのだろうか?
ずっと心配だったよ。
あの独立会見のずうっと前から、奇妙な社長への感情に違和感があったから。
もうひとつ
彼は父親の話をよくしていた。
兄弟やその子供たちの話もラジオではよくしていた。
でも
母親の話はしないのだ。
わずかに、昔貧乏だったエピソードの時に出てくるくらい
父親や兄弟とその子供たちは現在のエピソードが語られるのに今の母親は語られない。
あえて調べたことはないが、離婚してるのかな、と思っていた。
ただ、そのことが彼の女性観に影響してそうな気がしていた。
テレビでネタのように話していた
「女の人と一緒の部屋に住めない」
「結婚って地獄でしょ」
「だから結婚しない(出来ない)」
そういう表面的なことではなく
女性に対して、不信であったり薄い憎しみみたいなものがある気がしていた。
単なる考えすぎだと自分を笑っても
ずっと消せなかった。
さらに
成育歴や10代から仕事をしていくなかの出来事の影響なのか
他人に対して心を開かない人だとも思っていた。
傍から見たらフルオープンに見えるけれど
彼の中では30~40%しか開けていないのでは?
これもトークのネタからはみ出しにじみでているものを感じていたのだ。
ケガも解散も病気も、多分もっと沢山のことを
人に相談して
分かち合ったり、泣き言を言ったり、慰められたり、諫められたり、
そういうことを良しとせず
一人で抱え解決してきたのかと想像すると、厳しく寂しい心象風景が見える。
そんなに慎重なのに
信頼する人を間違えてるよ!という人と仲良く見えてざわざわした。
何か通じること、信頼にたりるものがあったのだろうが
まつもとひとしはダメだってば!と思っていたよ。
改めて書いてみると
彼がつどつど選んだこと達が
今につながっているのかもしれない。仕方ないかもしれない。
今心底そう思っている。
ただ
「何年TV出てないっけ?」と言いながらでもいつかを願える状態であって欲しかった
それは引退と変わらないんじゃない?と言われても
気の持ちようが違うんだよ。
ファンのエゴ
そうだよ、ただのファンだもの。
仕事しかしてこなかったように見える彼が
何か仕事をして生きていけますように。