忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

すべてのいのちが愛おしい

2007-07-26 19:44:41 | BOOK
夏になると本を読みたくなります。
本屋に行くと特に新潮文庫の100冊、角川文庫の100冊、
集英社文庫の100冊、などというのに目がいきます。
少し堅苦しく重く、しっかりしたものを
読みたいときは新潮文庫。
軽くて新鮮で気分がはずむようなものを読みたいときは集英社文庫。
少し気分をかえたいときは角川文庫。
(今回の夏の角川文庫、「彩雲国物語」が特別カバーででてるんですよねぇ。欲しい・・・。)
夏の100冊とは関係ないのですが、
読みたい!と思わせるものが多いのが幻冬舎なんですよねー。

目録を読むのも好きなので
100冊フェアのときは目録もしっかり吟味して
欲しいものを選びます。

で、今回購入したのは
集英社文庫からでている「すべてのいのちが愛おしい  生命科学者から孫へのメッセージ」という本です。
孫への手紙というかたちをとって
いのちについてとりわけ生命の不思議さ・尊さについて
書かれたものです。

生命科学者という観点からなので
非常に説得力のあるお話です。
孫にあててのメッセージなので
わかりやすいことばで書かれてありますが、
やはりDNAやら塩基配列やらでてきたら
子守歌が聞こえてくるようです・・・。

その中で私がいちばん気に入っている描写は
「私たちをつくっている細胞や、食べ物や、
そのほかのすべてのものも、地球の上にあるものはみんな、
ほかの星がこわれるときに地球に降りそそいだ原子からできています。
私たちはお星様のかけらであり、お星様のかけらを食べて、
お星様のかけらを着て生きています。」
という部分です。
「お星様のかけら」という表現に非常にひかれます。

象の話もでてきました。
赤ちゃんを産むとき、
その象のまわりにはたくさんの象がとりかこんでいて、
助産婦さん役の象もいるそうです。
思わずへぇ~そうなんだ、と感心しました。

この本を読むと生命の誕生の神秘さがわかります。
私たちがこうして生まれて
数々の人たちと出会えたのは本当に奇跡なんですよね。

いのちというものは本当に愛しむべきものなのですね。
コメント (2)
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