大人買いしてしまいました、「夏目友人帳」。
ブラウザの→のあたりによく現れてきて(広告?)、
しかもここ数か月なぜか耳や目にすることも多く
これはひょっとして何かのお告げ(?)かも・・・と思い、
Kindleで試し読み。
ちょうど1巻だけ無料で読めたので読み進めたのですが
これにはまってしまいました。(^^;)
・・・ということで購入。(←Amazonの思うがまま)
すごくおもしろいです。
笑いあり涙ありで・・・。
一話完結なので一話ずつ読めるのがいいのですが
どのお話も心の琴線に触れるようなやさしさと切なさで・・・。
毎回泣かされてしまいます。
胸がぎゅっとつまるようなそんなお話ばかりです。
ふつうの人には見えないもの(妖)が見える主人公夏目。
そのせいでいつもひとりぼっち。
身寄りもなく親戚中をたらいまわし。
いつも孤独でした。
そんな夏目ですが高校生になり、遠縁の優しい藤原夫妻のもとで暮らし始めます。
ある日、いつものように妖から追いかけられて逃げていると
思いがけず、結界を破ってしまいます。
その結界を破ったせいで登場したのが
ニャンコ先生(いなかっぺ大将!?)こと斑という大妖。
このニャンコ先生がぶさいくなのだけどかわいくてかわいくて。(笑)
夏目には同じく妖を見ることができた祖母がいました。
その遺品の中に「友人帳」なるものがありました。
この友人帳とは妖と勝負をして買ったら名前をもらい、
名前を書き込み、名前を呼び命令すると意のままに操れるシロモノなのです。
そして夏目の祖母は強かった!数々の名前が記されてあります。
夏目がこの世から消えたらニャンコ先生がその友人帳をもらい受けるという契約を(強引に)かわし
夏目の用心棒になったニャンコ先生。
ちなみに夏目は優しい子なので
妖に名前を返していってあげてます。
出会いと別れ、別れと出会い。
とにかくほろっと泣けます。胸がしめつけられます。
そしてニャンコ先生がかわいいです。
だんだんと深まっていくニャンコ先生と夏目の絆。
人間の優しさと愚かさ。
成長していく夏目の姿。
おすすめの一冊です。(一冊じゃないけど)
若干コマがごちゃごちゃしていて
どの順番でセリフを読んでいいのかたまにわからなくなるときもありますが
それを差し引いても名作です。
おいしいコーヒー飲みながらの読書タイムは至福のときです。