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忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

西の魔女が死んだ

2008-07-08 12:42:45 | BOOK
久しぶりに、本当に久しぶりに本を読みました。
昨日は久しぶりに午前中が空いたので
ふらっと本屋へ。
で、ずっと気になっていた梨木香歩さんの
「西の魔女が死んだ」の文庫本を買いました。

すっっっごくよかったです。(←この表現だと感動が半減?)
久しぶりにいい本に出会えた気がします。
娘がもう少し大きくなったら
読んでほしいなぁと思える本でした。

内容です。
「中学に進んでまもなく、どうしても学校へ
足が向かなくなった少女まいは、
季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、
西の魔女のもとで過した。
西の魔女ことママのママ、
つまり大好きなおばあちゃんから、
まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の
肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。
喜びも希望も、もちろん幸せも・・・・・。」(@裏表紙)

読みやすいです。
多感な少女の感性についついひきこまれて
主人公の少女と同じような気持ちになります。
変わりたくはないのだけれど、
少しだけ自分を変えてみたい、
そんな思いにかられます。
上品なおばあちゃんの語り口がとても好きです。
こういうおばあちゃんちで
私もひと月ほど暮らしてみたいな。

ラストはこみあげてくるものがあります。
「最後の3ページ、涙があふれて止まりません。」
のコピーのように
最後は涙がでてきます。
けれども悲しい涙ではなく、
どこかすがすがしい涙のような気がします。

読みやすい文章で、内容もわかりやすく、
さくさく読めます。
それでいて、内容は深い。理想的な作品ですね。
生きることとは?死ぬこととは?
誰もが一度は考えるであろうテーマ。

書店で見かけたらぜひぜひお手にとってみてください。
ちなみに今、新潮文庫の100冊のキャンペーンで、
2冊買って応募するとYonda?エコバッグが必ずもらえます。
さっそく応募しました。
Yonda?のパンダちゃん、かわいいんですよねー。
コメント (2)
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