忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

特別展「鳥獣戯画―高山寺の至宝―」

2015-05-20 10:16:19 | おでかけ
昨日は東博で開催されている、鳥獣戯画展に行ってきました。
もちろん天気はお約束の雨。(^_^;)
でかける日にピンポイントで雨が降るのはなぜだろう・・・。

開催前から大人気のこの展覧会。
いついっても人が多いだろうなぁと思いつつ、
やっぱりどうしても見てみたい「鳥獣戯画」。
連日開場時間前から何百人も並んでいて、
かなり並ぶのを覚悟していってきました。
10時少し前くらいに到着して、入場まで90分待ちでした。
ちなみに会場の外で待つ時間もあるし、
有名な甲巻(うさぎ、蛙、猿のあの絵です)を見るのにも待ちます。
入場するのには思ったより時間がかかりませんでした。
(うしろの人は30分くらいかな~、なんて言ってました)
ただ、やっぱり甲巻はすでに1時間待ち。
(ちなみに週末は2時間待ちだったそうです)

開場の外で並んでいるときに
係の人が言っていたのですが、
甲巻に先に並ぶのも手かもしれませんが
個人的にはやっぱり順番に見てもらいたい、とのこと。
確かに美術館としてはきちんと系列立てて展示されてますよね。
・・・ということで私は順番通り、見ることにしました。
やっぱり流れをみておいたほうが、おもしろいですよね。

最初は高山寺の品々。
御開帳に使われたという、動物彫刻やら
密教系の絵画。
かなりな数、ありました。

そして次は明恵上人ゆかりの品々。
特におもしろかったのは
華厳宗祖師絵伝。
解説を読みながらじっくり味わうことができました。
国宝なのにあまり人が寄らず、ゆっくりと見ることができました。
義湘と元暁のお話、すごくわかりやすかったです。
やはり文章だけでなく、絵があると
理解もしやすいですよね。

そしていよいよ鳥獣戯画。
甲は最後に。
乙・丙・丁を先に見ます。
こちらもけっこう混んでいてゆっくりと見ることはできませんでした。
けれどもいろいろな動物が描かれていて、
一見ちゃっちゃっと描いているように見えて実は細かく描かれているのは見ごたえがありました。
特に表情がいいですね。
丁巻の絵はなんとなく「サザエさん」の長谷川町子さんの絵を連想しちゃいました。
やはり後世のマンガに受け継がれているのでしょうか。

最後は甲巻。
並びました。90分待ちだったかな。
時間はよく覚えてませんが1時間以上は待ちました。
でもせっかくここまで来たのだからやっぱり見なきゃ。
あの教科書で見た、憧れ(?)の絵ですよ~。
そしてうさぎとカエルLOVEな私には避けて通れない道です。

ちなみに今6年生の国語の教科書に高畑勲さんの鳥獣戯画にまつわるお話が載せられています。
前日次女(こちらもうさぎカエル好き)が鳥獣戯画を見ながら
「カエルの目がとびでてる~!!」とおそろしいコトを言ってました。
よくよく見るとそれは目ではなく、うさぎの耳・・・。
蛙がうさぎの耳に噛みつくという、禁じ手をやってのけてる場面でした。
「妖怪ウォッチ(マンガのほう)」の見すぎなのでしょうか・・・。(^_^;)
妖怪ウォッチ、確かに目がとびでるシーンはたくさんあります。
耳を噛んでるんだよ、というと納得したようですが、
どうやらツボにハマったらしく、
かなり笑い転げてました。
もちろんしっかりとその場面を目に焼きつけてきました。
でもうさぎの耳が目にしか見えず、笑いたいのを必死にこらえました。

並ぶ時間は長いけれど見る時間はあっという間です。
でも憧れの鳥獣戯画の本物を見ることができてすごく感動しました。
やっぱりうさぎとカエル、かわいいです。
とにかくどの絵も生き生きとしているのです。
表情やら動きやら・・・。
やはり並んでまでも見たいものです。
そしてやっぱり順番どおりに見ていったほうがおもしろいかと思います。

けっこう降っていた雨は上野に到着するとやみました。
これはありがたかったですね。
雨のおかげでそこまで気温も上がらず、よかったです。
ただ、やっぱり晴れて爽やかな日におでかけしたかったな~。

     

池(?)のところにうさぎやカエルの看板があるのですが
画像にすると思ったよりちっちゃすぎて見えにくいですね。
コメント
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