こちらも若干不思議系のお話になるかもしれないので
お気になさらず、スルーにてお願いいたします。
さてさて金曜に曳舟まで行ってきました。
観劇です。
「画狂人北斎」です。
西岡徳馬さんが北斎、その娘のお栄を雛形あきこさんが演じます。
演出は宮本亞門さんです。
なにげに北斎さん、気になる存在です。
おもしろそう、チケットまだ販売されていたら買ってみようと思い購入。
あまり知られてなかったのかけっこういい席、とれました。
4列目。
曳舟文化センターだったのでそんなに大きくないホールです。
なのですごく見やすかったです。
舞台も低くてかなり近かったですね。
当日券もあったようで販売されてました。
そして年齢層が高い、高い。
墨田区民の人が多かったのかなー。
プレビュー公演です。
詳細はこちら。
開場の時間になり、すぐにINしました。
まずはパンフレットを買って・・・と。
その隣りに墨田区名物も売られてました。
PayPayも使えてちょうど30%還元の日だったのでつい購入。
しかも数日前にふと頭に浮かんでいた(てかブログの記事を読み返していたら登場してた)長命寺の桜もちもありました。
言問いだんごと悩んだのですが
せっかく思い浮かんだ長命寺の桜もちをセレクト。
おうちで食べよう♪とおみやげです。←自分用
そしていざ開演です。
突然始まりました。
ふだん開演の際にはあらかじめ開幕の音が鳴りますよね?
それが鳴らず突然始まったので驚きました。
舞台が近くて大迫力。
北斎の時代と現代とを織り交ぜながら話が進みます。
とってもおもしろいです。
北斎の研究者が北斎について語ります。
北斎の絵のすごさを語ります。
これ、勉強になりましたねー。
北斎の絵は綿密な計算のもとに描かれているとか。
「計算幾何学」なるものが使われているとのこと。
ぶん回し(コンパス)と定規を使って
正確に描かれているのです。
北斎の絵も登場します。
有名な北斎の代表作「神奈川沖浪裏」もぶん回しと定規を使って描かれていたとか。
現代のお話は凛汰という画家とそのセンパイで北斎の研究をしている長谷川さんのお話が中心。
そして北斎の時代のお話は北斎とその娘のお栄が中心。
絶妙にこの二つの物語が絡み合います。
とってもおもしろくて引き込まれます。
とっても引き込まれるのに、なぜか途中で眠くなってくるのです。
これは今まで観劇をいろいろとしてきましたが初めてですね。
退屈で眠いわけじゃないんです。
見たいのにとっても見たいのに意識が薄れていくんです。
特に現代のお話のときに眠たくなってしまいます。
薄れゆく意識の中で「おぶせ」という地名が聞こえてきました。
おぶせ?
あ、そういえばおぶせって数日前にTVで見た気がする・・・。
何だったかなぁ。ニュース?
長野県だよね。長野県小布施、と漢字までしっかり記憶してました。
とっても印象に残る地名だったのでしょうね。
そして気になったのは小布施だけではなかったのです。
長命寺の桜もち。←買ったやつ
これも劇中、序盤に登場してました。
買ったものが劇に登場するのってうれしい。
北斎は甘党だったようです。
そして北斎の子どものころのエピソード。
絵を描くのに夢中になって
屋根の上まで登ります。
夢中になりすぎて屋根から足を滑らせ
肥溜めに落ちてしまう北斎。
どんどん沈んでいく北斎。
もう死んでしまうかもしれない・・・と北斎。
ところが何かに見られている感覚を覚えます。
その瞬間、私の頭の中で
「北極星=妙見菩薩」というのが浮かんできました。
実は妙見菩薩さまのブログ記事も数日前に読み返していたのです。
そのあとに北斎が「空に大きな目がある。
何かに見られている。
北極星だ!」というようなセリフを語るのです。
さらに妙見さまということばも。
背筋がぞくっとしました。
これは引き寄せなのか、それとも予知なのか、デジャビューなのかわかりません。
とにかくそのエピソードは眠たくなっていた私の頭を完全に覚醒させてくれましたね。
なのできっとこのエピソードは私にとっても大事なエピソードなんだ。
大事なことばがあるんだ。
そう、きっと私へのメッセージ。
ということでおそらく私がこの劇を見た意味なりメッセージなりはおそらくこれでしょう。
「生きろ!」
北斎のセリフに『目が「生きろ」と言っている』というものがありました。
折しも友人や父に対する喪失感を抱えている私につきささるかのようなセリフ。
きっと私はこのセリフを耳にするためにこの劇を見たのでしょう。
そしてこの劇のテーマも「生きろ」なのでしょう。
「生」に対する執着心のあったであろう北斎。
そして東日本大震災を経験した凛汰。
自分の光を求めて生きていこうとするその姿を描いた作品だと思われます。
そしてお栄にとっての光はおそらく北斎父さんなのでしょうね。
お栄は陰影のある絵を得意としていたとか。
お栄さんの絵も見てみたいです。
そういえばお栄さんのことをドラマ化したものがたしか以前NHKであってましたよね~。
見たかったのですが結局見ないままでした。
うーん、見てればよかった。残念!
北斎さんとお栄さんのコンビとってもよかったです。
あうんの呼吸で本当の親子のようでした。
西岡北斎さんの飄々としつつも絵に対する情熱、執着が感じられました
雛形さん、TVで見るまんまの細くてとってもきれいな人でした。
どすの効いた声はお栄そのもの、っていう感じでした。
凛汰のお姉さん役もしていたのですがきちんと演じ分けられていて引き込まれました。
あと高井鴻山と柳川時太郎役の人って同じ人が演じられていたのですね。
驚きました。まったく別人でした。すごいなー、俳優さん。
種彦さんもすごい存在感でした。
北斎さんやお栄さんとのエピソードはこれは史実なのでしょうか???
ちょっと気になります。
長谷川さんの語り口、とっても心地よかったです。
だから眠かったのかなー。
舞台、とってもおもしろかったです。
さしこまれる映像もとても素敵でした。
ちょっと小布施にも行ってみたいかも。
八方睨み鳳凰図、トップ画像の屏風は園児が描いたものだそうで会場の前に飾ってありました。
鳳凰の目はどこから見てもにらんで見えるそうです。
詳しい解説つきで
いろいろな北斎の絵を見にいきたいです。
とりあえず今回の観劇はメッセージのたっぷり入った作品でした。
宮本亞門さん、見たかったけどご本人の登場はなかったですねー。残念!
素敵な作品をありがとうございました。
見ごたえたっぷりの作品でした。
そしてひさびさの長命寺の桜もち、おいしかったです。
墨田区といえば北斎だけでなく、やっぱりスカイツリーもね。
では最後にもうひとこと。
「生きろ!」
お気になさらず、スルーにてお願いいたします。
さてさて金曜に曳舟まで行ってきました。
観劇です。
「画狂人北斎」です。
西岡徳馬さんが北斎、その娘のお栄を雛形あきこさんが演じます。
演出は宮本亞門さんです。
なにげに北斎さん、気になる存在です。
おもしろそう、チケットまだ販売されていたら買ってみようと思い購入。
あまり知られてなかったのかけっこういい席、とれました。
4列目。
曳舟文化センターだったのでそんなに大きくないホールです。
なのですごく見やすかったです。
舞台も低くてかなり近かったですね。
当日券もあったようで販売されてました。
そして年齢層が高い、高い。
墨田区民の人が多かったのかなー。
プレビュー公演です。
詳細はこちら。
開場の時間になり、すぐにINしました。
まずはパンフレットを買って・・・と。
その隣りに墨田区名物も売られてました。
PayPayも使えてちょうど30%還元の日だったのでつい購入。
しかも数日前にふと頭に浮かんでいた(てかブログの記事を読み返していたら登場してた)長命寺の桜もちもありました。
言問いだんごと悩んだのですが
せっかく思い浮かんだ長命寺の桜もちをセレクト。
おうちで食べよう♪とおみやげです。←自分用
そしていざ開演です。
突然始まりました。
ふだん開演の際にはあらかじめ開幕の音が鳴りますよね?
それが鳴らず突然始まったので驚きました。
舞台が近くて大迫力。
北斎の時代と現代とを織り交ぜながら話が進みます。
とってもおもしろいです。
北斎の研究者が北斎について語ります。
北斎の絵のすごさを語ります。
これ、勉強になりましたねー。
北斎の絵は綿密な計算のもとに描かれているとか。
「計算幾何学」なるものが使われているとのこと。
ぶん回し(コンパス)と定規を使って
正確に描かれているのです。
北斎の絵も登場します。
有名な北斎の代表作「神奈川沖浪裏」もぶん回しと定規を使って描かれていたとか。
現代のお話は凛汰という画家とそのセンパイで北斎の研究をしている長谷川さんのお話が中心。
そして北斎の時代のお話は北斎とその娘のお栄が中心。
絶妙にこの二つの物語が絡み合います。
とってもおもしろくて引き込まれます。
とっても引き込まれるのに、なぜか途中で眠くなってくるのです。
これは今まで観劇をいろいろとしてきましたが初めてですね。
退屈で眠いわけじゃないんです。
見たいのにとっても見たいのに意識が薄れていくんです。
特に現代のお話のときに眠たくなってしまいます。
薄れゆく意識の中で「おぶせ」という地名が聞こえてきました。
おぶせ?
あ、そういえばおぶせって数日前にTVで見た気がする・・・。
何だったかなぁ。ニュース?
長野県だよね。長野県小布施、と漢字までしっかり記憶してました。
とっても印象に残る地名だったのでしょうね。
そして気になったのは小布施だけではなかったのです。
長命寺の桜もち。←買ったやつ
これも劇中、序盤に登場してました。
買ったものが劇に登場するのってうれしい。
北斎は甘党だったようです。
そして北斎の子どものころのエピソード。
絵を描くのに夢中になって
屋根の上まで登ります。
夢中になりすぎて屋根から足を滑らせ
肥溜めに落ちてしまう北斎。
どんどん沈んでいく北斎。
もう死んでしまうかもしれない・・・と北斎。
ところが何かに見られている感覚を覚えます。
その瞬間、私の頭の中で
「北極星=妙見菩薩」というのが浮かんできました。
実は妙見菩薩さまのブログ記事も数日前に読み返していたのです。
そのあとに北斎が「空に大きな目がある。
何かに見られている。
北極星だ!」というようなセリフを語るのです。
さらに妙見さまということばも。
背筋がぞくっとしました。
これは引き寄せなのか、それとも予知なのか、デジャビューなのかわかりません。
とにかくそのエピソードは眠たくなっていた私の頭を完全に覚醒させてくれましたね。
なのできっとこのエピソードは私にとっても大事なエピソードなんだ。
大事なことばがあるんだ。
そう、きっと私へのメッセージ。
ということでおそらく私がこの劇を見た意味なりメッセージなりはおそらくこれでしょう。
「生きろ!」
北斎のセリフに『目が「生きろ」と言っている』というものがありました。
折しも友人や父に対する喪失感を抱えている私につきささるかのようなセリフ。
きっと私はこのセリフを耳にするためにこの劇を見たのでしょう。
そしてこの劇のテーマも「生きろ」なのでしょう。
「生」に対する執着心のあったであろう北斎。
そして東日本大震災を経験した凛汰。
自分の光を求めて生きていこうとするその姿を描いた作品だと思われます。
そしてお栄にとっての光はおそらく北斎父さんなのでしょうね。
お栄は陰影のある絵を得意としていたとか。
お栄さんの絵も見てみたいです。
そういえばお栄さんのことをドラマ化したものがたしか以前NHKであってましたよね~。
見たかったのですが結局見ないままでした。
うーん、見てればよかった。残念!
北斎さんとお栄さんのコンビとってもよかったです。
あうんの呼吸で本当の親子のようでした。
西岡北斎さんの飄々としつつも絵に対する情熱、執着が感じられました
雛形さん、TVで見るまんまの細くてとってもきれいな人でした。
どすの効いた声はお栄そのもの、っていう感じでした。
凛汰のお姉さん役もしていたのですがきちんと演じ分けられていて引き込まれました。
あと高井鴻山と柳川時太郎役の人って同じ人が演じられていたのですね。
驚きました。まったく別人でした。すごいなー、俳優さん。
種彦さんもすごい存在感でした。
北斎さんやお栄さんとのエピソードはこれは史実なのでしょうか???
ちょっと気になります。
長谷川さんの語り口、とっても心地よかったです。
だから眠かったのかなー。
舞台、とってもおもしろかったです。
さしこまれる映像もとても素敵でした。
ちょっと小布施にも行ってみたいかも。
八方睨み鳳凰図、トップ画像の屏風は園児が描いたものだそうで会場の前に飾ってありました。
鳳凰の目はどこから見てもにらんで見えるそうです。
詳しい解説つきで
いろいろな北斎の絵を見にいきたいです。
とりあえず今回の観劇はメッセージのたっぷり入った作品でした。
宮本亞門さん、見たかったけどご本人の登場はなかったですねー。残念!
素敵な作品をありがとうございました。
見ごたえたっぷりの作品でした。
そしてひさびさの長命寺の桜もち、おいしかったです。
墨田区といえば北斎だけでなく、やっぱりスカイツリーもね。
では最後にもうひとこと。
「生きろ!」