カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

10年以上使ってきたEOS Kiss IIIを買い換えることにした

2021年11月21日 08時15分36秒 | カメラ

私が現在利用できるフィルムカメラは以下の3つになりますが、全て中古で入手したものです。

  • CANON EOS KISS III

  • OLYMPUS L-30

  • PENTAX ESPIO140M

実は最初にNew EOS Kissを入手していましたがシャッター幕の加水分解がかなり進行していており画質に思いっきり影響していたので、早々にEOS Kiss IIIに買い替えました。それから早10年、2021年の現在でもすこぶる調子はいいのですが問題が発生しました。撮影日時を焼き付ける機能がEOS Kiss IIIは2019年以降は設定できない仕様だったのです。

無理して日付を焼きつける必要もないのですが、フィルムカメラにはExif情報もないため、日付焼きつけ機能がないといつ撮ったかわからなくなってしまいます。

一度、2020年=2010年として一本撮影してみたのですが「なんか違う」感がメチャメチャあったので、やはり新しいものを入手しようと思い立ちました。

候補としてはシャッター幕の加水分解対策ががなされている機種で(EOS-1系は最初から対策されているようです)ちょっと高級機を目指してもいいかなと思いました。


流行りのフィルムカメラは一眼レフもコンパクトカメラもフルマニュアルであることが前提のようです。私が所有しているOLYMPUS L-30なんて一番遠い場所にありますね。L-30はコンパクトタイプでもないし一眼レフでもない、さらに未来チックなデザインとフルオート、こんなの使うなら今どきのデジカメがいいよね。って言われても言い返すこともできません。

フィルムカメラなら何でもいいというわけでもない世界のようです。


高級機を候補にしようとといっても流石に中古でもかなりの高額なNikonのFM2やOLYMPUSのOMシリーズなど購入するほどハマっているはずもなく。かといってEOS-1VとかEOS-1Nとかを候補に挙げてみた所でも、キタムラの価格は軽く3万円は超えてきます。

ということで、素直にEOS Kiss IIIの後継を選ぶことにしました。

EOS Kiss5 Kiss,Lite,Kiss 7あたりでしょうか。結局選んだものはお手頃なEOS Kiss 5でした。


フィルムや現像費用の高騰から最後の撮影となるであろうEOS KISS IIIの作例を紹介します。

EPSONのフラットベットスキャナGT-X770にて取り込みました。



風鈴祭の写真です。ブログにも2021/7/25付で載せていますが、こちらのフィルム写真は色被りしています。現場での光の捉え方や、スキャン前後のテクニックがものをいうと思いますが、そういう面では私はまだまだですね。



川崎大師の八角五重塔です。建物の方に露出を合わせているので当然空は白飛びしています。今どきのスマホであればHDR機能でどちらも綺麗に光をとらえるところですが、さすがにフィルムカメラではそんな機能はありません。



山下公園の埠頭から撮影しました。私好みの消失点を使った遠近感のある写真が撮れました。

デジカメのように連写して後から選ぶという方法がコスト的に難しいため、一枚一枚のシャッターが貴重であり緊張します。


やはりフィルムカメラは撮影する被写体を選んだり、光の当たり具合を熟考したりなど、デジタルカメラに比べて気を使うことが多いなと感じました。

その割に撮影した写真の画質はデジタル一眼には及ばす、下手すればコンパクトデジタルカメラにも届かないなんて写真もあります。そう思うとフィルムカメラの中途半端感が拭えません。

そもそも比較するのではなく、別の表現ツールとして扱うべきものなのだと感じさせられました。


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ガラケーのカメラ機能。案の定使えるのだけど意外な欠点が潜んでいた

2021年11月07日 09時37分31秒 | カメラ

突然ですが、10年前に購入したガラケーは廃棄されず目覚まし時計として使っています。 

最初のスマホであるiPhone6を購入した時、そのガラケーをショップで処分してもらっても良かったのですが、 定価の4万円程で購入したこともあり (1円購入など総務省のお達しで規制されていた頃だった)貧乏症な性格もあってか残しておいたのです。

それがタイトル画面にもあるPanasonicのP-05Cです。


そもそも「ガラケー」は「ガラパゴス携帯電話」の略称であり、ダーウィンの進化論における、ガラパゴス諸島の特異的な生態系になじらえ「日本独自規格」である赤外線機能やワンセグなどが象徴的に語られる「昔の携帯」「スマートフォン前の携帯」を指します。


このガラケーには「ストレート型」「スライド型」そして皆さんご存知の「折りたたみ型」の三種が代表的なものです。

  • ストレート型:小型が利点。画面及びボタンが小さい短所が目立つ。

  • スライド型:ボタンは小さく画面は大きいことが特徴。大画面が露出するため几帳面な日本人気質からちょっとズレる。

  • 折りたたみ型:大型な画面とボタンが特徴。折りたたむことにより面積が半分になり、画面も内側に折り込まれるためなるため画面が保護される。よって折りたたみ型携帯以外は変異種と思われるほど普及したデザイン。

当時私がP-05Cを選んだのは、猫も杓子も折りたたみ型の携帯ばかり、個性を出すにはそれ以外のストレート型かスライド型を探していました。

その中、ぱっと見コンパクトデジタルカメラと見間違えるデザインをしたP-05CとP-03Cに目を奪われました。価格は下位機種であるP-03Cだったのですが、P-05Cのマッチョな感じと光学式手ぶれ補正(O.I.S.)がえらく気に入り、嫁さんの反対を押し切って購入したのです。



こちらがP-05Cの操作面及び画面側になります。

今となってはユニークな形状と言わざる得ません。

折りたたみ型にくらべるとやはり数字キーがかなり小さいです。

最大の特徴はスマホにはあたりまえにある、インカメラが存在しません。とうことはフェイスミラーや経験と勘頼みで自撮りすることになります。



山下公園の氷川丸です。

ピントが若干甘いところが時代を感じさせます。2011年7月発売とのことですが、まさにコンデジ全盛の頃ですね。

※ Panasonic P-05Cで撮影:1/2sec F2.8 ±0.0EV 27mm相当 ISO50




同様に山下公園から桜木町方面を撮影してみました。

これはよく撮れたと思います。

ガラケーでもこんな綺麗な写真を撮ることができたんですね。ちょっと感動です。

※ Panasonic P-05Cで撮影:1/2sec F2.8 ±0.0EV 27mm相当 ISO50



川崎ラチッタデッラです。

天気が良かったこともありますが、空も外壁もいい色出しています。流石に1000万画素オーバーは伊達じゃない。

※ Panasonic P-05Cで撮影:1/2sec F2.8 ±0.0EV 27mm相当 ISO50


いつものように「まだ現役で使用できる」といいたいところですが、やっぱり使いこなすのは難しかったです。限りなくコンデジに近いデザイン(下手するとコンデジより小さい)は、私の琴線に触れるものであり(だから当時購入したんですが)撮影された写真は十分現役でいけるのですが、今時のスマホの画面画質にに比べると液晶が見にくい(劣化しているのかも)ことはかなりのストレスであり、撮影を困難にさせます。

こんなに手間をかけて撮影する必要があるのなら、一眼デジカメで撮影した方が楽しいです。


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NIKON D50の暗所性能をカワスイで試してみた

2021年08月29日 08時00分34秒 | カメラ

先日中古で入手した15年以上前に発売されたNIKONのD50のレンズキットですが、非常に程度も良く「なるほど、これがNIKONか」と今さらながら知ったという状況です。


あらかた屋外での撮影をしたのでの次の興味は暗所性能です。

D50の限界ISO値は1600です。こういうところが昔のカメラって気がしますね。

参考に今時のEOS KISS M2の限界ISO値は51200ですからね。10倍どころじゃない32倍ですよ。

その1/32のISO1600相当でどこまでいけるか、ご存知川崎駅前の川崎ルフロン内にある水族館、カワスイにて試してみました。



まずは大成功写真です。

アロワナの写真になります。ばっちり肉食ですが平時は動きがスローな魚なので、シャッター速度も1/40で撮影することができました。通常のフラッシュ使った時のシャッタースピードですね。

さすが、一眼カメラだけあってカラーノイズはISO1600相当でもほとんど目立ちません。

※ D50 AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G EDで撮影:1/40sec F5.6 ±0.0EV 46.5mm相当 ISO1600



こちらはエンゼルフィッシュです。

シャッタースピード1/20でいきなり半分のスピードですが、しっかり構えてがんばりました。

ISO1600相当と先ほどと同様です。

特有のノイズは出ていますが、カラーノイズは出ていないので十分だと個人的には感じました。

※ D50 AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G EDで撮影:1/20sec F5.6 ±0.0EV 82.5mm相当 ISO1600



こちらはさらに遅いシャッタースピードの1/13となります。

このD50は本体にもレンズにも手ブレ補正機能は装備されていないため、ガチンコ勝負になります。ここまでくると暗所性能というよりかはどれだけ遅いシャッタースピードでブレずに被写体を追えるか。ということになります。

ブレてはいますが、ぱっと見いけそうな気がしました。

ヒレや後ろので泳ぐ魚たちでそこそこ遅いシャッタースピードを感じてもらえればと思います。

※ D50 AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G EDで撮影:1/13sec F5.6 ±0.0EV 82.5mm相当 ISO1600


今回かなり撮影技術が上達していることがわかりました。

猫も杓子も手ぶれ補正機能が装備されているので、自分の実力が今までわかりませんでしたが、結構いい線いってるじゃん。と自覚させてもらいました。

もちろんグリップしやすい Nikon D50のデザインも評価しなくてはいけませんね。



入手したのはレンズキットだったので、望遠焦点域はどうしようと悩みました。

純正の高倍率ズームも考えたのですが、手ぶれ補正機能であるVRが装備されたDX望遠レンズが6,500円ほどで中古が出ていたので、フラフラ~っとそちらの購入してしまいました。

高倍率ズームよりも通常のズームの方が描画性能が高いと信じて現在は使用しています。


今回も参考動画を作ってみました。ただ垂れ流しの実験動画で30秒ほどのものになります。興味があったら御覧ください。


カワスイ 


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20年経って、NIKONのカメラを手に入れた

2021年08月21日 08時12分27秒 | カメラ

私のデジタル一眼カメラ環境は、メインがOLYMPUSでサブがCANONというちょっと「?」な環境です。私は第一次ファミコン世代なので、もういい歳したおっさんですが、本格的にカメラを買い始めるは子供ができてから、いわゆるデジタルカメラからとなります。西暦2000年前後はデジタルカメラはフィルムカメラに比べまだ格下の存在であり、その頃の「デジカメの雄」といえばOLYMPUS(とFUJIFILM)でした。

私にとっての憧れのカメラは、CANONでもNIKONでもなくOLYMPUSだったのです。


とは言っても、デジタルカメラに興味を持てばイモヅル式にフィルムカメラにも興味が出るというものです。その時にデジタルカメラと併用していたフィルム一眼がCANONのEOS IX50です。

低迷してたAPS一眼レフのフィルムカメラが叩き売りされていたので購入しました。2002年3月のことです。APSカメラとはいえ、マウントはれっきとしたEFマウント、ここからCANONユーザになったともいえます。

逆に縁がなかったのが、Nikonのカメラです。この歳まで購入する機会に恵まれませんでした。



今回たまたまヤフオクにて2005年~2006年に活躍したNikonのエントリーモデルであるD50(レンズキット)を3,000円弱で入手することができました。

外装やレンズもエタノールで掃除したところ、ピカピカの新品同然(見解に個人差あり)に生まれ変わりました。なかなかいい買い物でした。

とにかく初Nikonということでかなり興奮している次第です。



お馴染みの景色ではありますが、JR川崎駅西口側の歩道橋からの撮影です。

キットレンズは28mmの広角からの標準ズームレンズです。手ブレ補正機能が装備していないレンズだったため、シャッターを切るたびに緊張が走りました。

撮影した画質は毎度お馴染み「今でも十分使える画質」です。2003年生産開始のEOS KISS DIGITAL(初代)が画質的に問題なかった(レンズは今どきのでしたが)のですから当然2004年生産開始のD50だって問題ないことは明白です。



ビートルズのアビイ・ロードを彷彿させる写真となりましたが、等間隔で歩いているシチュエーションって結構あるもんですね。


たまたま手に入れられたNikonの一眼レフが10年以上前の代物だったわけですが、今と比べると暗所性能、いわゆるISO感度の限界値ISO1600と低く、当時から「使い物にならない」「ノイズが多い」とか辛辣な意見も見かけていたような気がしますが、機会があれば定番の「カワスイ」に行って暗所性能を試してみようと思います。



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縦グリを買ったので縦構図の写真を撮ってみた

2021年07月17日 08時03分23秒 | カメラ

 私の愛用のOLYMPUS OM-D E-M1にパワーバッテリーホルダーHDL-7を購入して縦グリ付きE-M1に復活したのが前回までの内容でしたが、せっかく縦グリを購入したので、今回の投稿は全て縦構図で掲載します。


今回のロケ地を決めるにあたって、季節がら気付けば雨・雨・雨と良い天気に恵まれないせいもあり、外へ出ることにもにも気が滅入りました。


E-M1は防塵・防滴処理がされた全天候型のデジカメのため、昨今の集中豪雨でももとともしないはずですが、中古購入して早二年、防滴のためのパッキンもそろそろくたびれているんじゃないかと思うとちょっとした雨の中に持ち出すのも勇気がいるってもんです。


結局のところ近場である川崎駅前のラチッタデッラで手を打ってしまいました。


いつものように普通に撮ってもつまらないので、全作アートフィルタのヴィンテージ(TYPE-I)を使用して撮影してみました。



ラチッタデッラのビバーチェを空中ブリッジから撮影しました。ビバーチェは6階建てのタワーが特徴的です。

様々なジャンルの施設やショップがテナントされていますが、私はレストランでお世話になることがほとんどです。ちなみにVIVACEとはイタリア語で「楽しい、元気な」の意味です。



同じく空中ブリッジからチネチッタ通りを撮影しました。

奥の雑居ビル群がイタリアの街の雰囲気を台無しにしてしまっていますが上からのアングルでこれらが写らないようにするのは至難の業なのです。



ラチッタデッラのメインエリアであるマッジョーレ内からチネチッタ(映画館)のガラスタワー入れて撮影してみました。

壁を這っているツタがオシャレですね。

先程写真の右上にあるチャペルもこのマッジョーレ内にあります。

ちなみにMAGGIOREは「大きい」の意味らしいです。


まるでラチッタデッラのまわし者のような投稿内容になってしまいましたが、縦構図縛りはなかなか面白く、また難しかったです。

私の仮説ですが人間の目は横構図で出来ているため、縦構図自体が違和感があります。だからこそ縦構図はインパクトの強い写真になるのではないでしょうか。


ちなみに今回は参考動画を作ってみました。ただ垂れ流しの実験動画で30秒ほどのものになります。興味があったら御覧ください。


ラチッタデッラ 

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