1998年に発売された「デジカメの達人 Version.1.0」を前回紹介しましたが、このデジカメの達人、以下のようなバージョンアップがされています。
・デジカメの達人 Ver.1.0:平成10年7月10日(1998/7/10)
・デジカメの達人2000:平成11年6月25日(1999/6/25)
・デジカメの達人 Ver.3:平成12年11月17日(2000/11/17)
・デジカメの達人 POWER+:平成14年7月5日(2002/7/5)
ほぼ1年ごとにバージョンアップしていきましたが、2002年以降はどこのソフトウェアもデジカメ管理ソフトへの元気がなくなり下降気味となりました。これは当時発売されたWindowsXPの画像管理がWindowsMe以前のものより格段に見やすく、管理しやすくなったからではないでしょうか。
Ver.1.0からVer.2.0といえる2000バージョンではインターフェイスがかなり変わりました。ここは乗りかかった船ということでデジカメの達人2000について、かつVer.3.0もあわせてご紹介しようと思います。
実は私が所有しているバージョンは2000ではなく、Ver.3.0になります。
しかし初期設定のインターフェイス選択に「2000形式」というものがあったので、それを2000として紹介することにします。
最初のメニューからすでに雰囲気が変わっています。
写真管理はメディアエクスプローラという機能になります。
iフォトビルダーと呼ばれる、ガラケーのiモードの画像サイトを作るためのツールがついているのが時代を感じさせます。
こちらが2000形式での表示になります。
Ver.1.0に比べてもわかりやすい。上記の例は本棚にアルバムが4つ入っており、カワスイのアルバムを開いている状態です。
こちらはVer.3.0形式になります。
本棚・アルバム形式はなんと不採用となってしまいました。
そうなると、管理の面ではWindowsXP標準のファイラーであるエクスプローラと同じようなものになってしまっていますね。
しいていえば画像ファイルに一つ一つに独自の情報を添付することぐらいしか特徴が見受けられません。
この後にVer.4.0である「デジカメの達人+POWER」というバージョンがあるのですが、画像処理や加工の面で強化されているだけで、写真管理の面ではあまり代わり映えしていないので割愛します。
一時代を築いた「デジカメの達人シリーズ」と個人的には思っているのですが、これだけ変革もあったのですね。