先日中カメラを保管している引き出しを整理していたところ、懐かしいAPSフィルム用のカメラであるOLYMPUSの「Centurion」を見つけました。
私が本格的にカメラにハマったのはデジタルカメラからなので、それまでは写真を撮るといえば、旅行の時くらいしかありませんでした。
そんな時代に入手した、今は亡きAPSフィルムを使うカメラです。
ネットからの情報ですがAPSカラーネガフィルムの平均価格は1本500円(25枚撮り)くらいだったようです。現在もAPSフィルムが同様の値段で売っていたら10本くらいまとめ買いしてしまいそうです。
CenturionはAPSフィルムの発売の1996年と同時期に発売されたカメラですが、1998年頃に親戚から譲り受けました。カメラといえばコンパクトタイプ、フィルムは35mmネガしか知らなかったせいもあり、レンズ一体型で一眼レフに似ているその姿に興奮したものです。
CenturionはOLYMPUSのお家芸であるレンズ一体型カメラに最新のフィルムシステムを組み込んだ、まさに革新的なカメラだったのだと思います。
価格.comで歴代のAPSカメラの発売日を確認すると、1999年〜2000年発売がかなり多いことに気がつきます。やはりその頃がAPSフィルム、APSカメラが一番輝いていた時代だったのかもしれません。
APSカメラ独特のファインダー部にはAPSカメラ独特の「P(パノラマ)」「H(ハイビジョン)」「C(クラシック)」切り替えレバーがついています。
パノラマ(P)はアスペクト比がおおよそ5:1の写真。ハイビジョン(H)は16:9。ご存じテレビの比率です。
逆にクラシック(C)は従来通りの3:2の写真になります。
特にハイビジョンサイズはプリントするとかなりクセになります。
APSカメラではハイビジョンサイズの写真しか撮っていなかった気がします。
とても迫力があり、大好きな写真プリント比率だったことが記憶に残っています。
アルバムも兼用ではなく、ハイビジョン専用のものを好んで集めていたのが懐かしいです。
神奈川県三浦半島の久里浜駅に程なく近い「くりはま花の国」でポピーの季節に撮影しました(1998年撮影)。
縦構図でも横構図でもやはり迫力があります。
富士山に向かった際に立ち寄った「音止の滝」を撮影しました(1998年撮影)。
こちらも迫力のある滝です。
北海道の函館に旅行した際に撮影した「函館ハリスト正教会」の写真です。
あらためて見直してもただシャッターを切っただけの写真です(1998年撮影)。
これらの写真を撮影した時は子供が生まれる前でもあり、気持ち的に「せっかく遠くまで来たから風景写真でも撮っておくか」程度のものだったのでしょう。
「写真=記念写真=人物」であり、風景写真を撮ること自体に興味が無かったのだと思います。
今はほとんど費用をかけず、沢山シャッターを切って、いい写真を選べる環境にあるのですから、本当に楽しくて嬉しい限りです。
カートリッジシステムとする事で、簡単に沢山
撮って欲しいというコンセプトが明確過ぎた分、
同じ事をより簡単に出来るデジカメが登場したら
存在意義が無くなったという残念な規格。MD的
とも言える。どちらも便利に使っていたのに。
でも、当時の様子が残っているのは良い事です。
なにせ、当時のデジカメは2M機が10万とか
してましたもの。メディアも凄く高かった。
私が最後にフィルムカメラを使ったのは・・写ルンです かも
一応、一眼レフも持っていましたが ズーム無し 細かい設定無し でも写ルンですは風景やポートレートならそれなりに写りました
ずっと カメラはアナログを超えらい と思っていましたが少なくとも 解像度 に関しはデジタルの方が上回っているのでしょうね
APSフィルムに今で言うEXIF情報が磁気記録されていましたが、それを読み込むことが出来る民生機はOLYMPUSのES-10くらいしか無かったので、中古でそれを手に入れたときはデータを読み取って喜んでいたものです。
そんなES-10もWindows Meまでしかドライバが提供されておらず、最近はめっきり稼働することが無くなりました。
残されたフィルムスキャナは大事にしたいものです。
そうですね。我が家の古参であるOLYMPUS C-1400Lもネオ一眼風なスタイルなので、昔はOLYMPUSのお家芸だったのでしょうね。
「写ルンです」は現在は子供たちが好んでつかっているようです。
それを夫婦で不思議に思いながら眺めています。