フィルム価格の高騰のため、ここ1年以上フィルムを購入することを見送っていました。
「高いなぁ、どうしようかなぁ」なんて思っていましたが、あれよあれよと値上げの波は収まらず、2,000円近くまで高騰してしまいました。
これではイカン!ということで一年発起しFUJI FILMの100 36枚撮りを購入し、愛機のEOS KISS 5に装填し、見慣れた街を2024年3月から7月の期間、撮影しました。
タイトル写真は、日差しが強い5月の逗子海岸からの撮影です。空も海も青く染まっていて36枚のフィルムの中で一番綺麗に撮れたのではないかと思います。
神奈川県横須賀市と葉山町にまたがる「湘南国際村の給水塔」です。
10年くらい前までは給水塔内にカフェかレストランが併設されており、眺望も良いことから以前はランドマークでした。
今は一般閉鎖しており立ち入り禁止になっていました。
※本来の給水塔としての役割のみを果たしているのだと思います。
梅雨の時期に紫陽花を撮影しました。
花の撮影においては狙ったポイントへのガチピンを理想としていますが、ノーマルなレンズ(標準と望遠)しか持たない環境では上手く撮るのは困難です。
東京入谷の朝顔市を撮影しました。
フィムルカメラでのスナップ撮影は現場の雰囲気も表現することができて良いです。
これがスマホカメラだったら、ただの記録写真になってしまったと思います。
JR関内駅から程なく近い横浜スタジアムを撮影しました。
解像度の面からいって遠景はデジタルカメラの方に分があることは異論無いと思いますが、デジタルが500万画素くらいの頃(たぶん2002年~2003年頃)はフィルムカメラの方がデジタルよりも解像度の高い写真を撮影できていたような気がします。
フィルムで撮影した写真を「エモい」と表現することが多いですが、スナップ写真の方がよりエモい写真を撮れるような気がしました。
さほど気にするものでもなくてもコンプライアンスが騒がれる現代ですが、人物を含めたスナップ写真を撮る際も気をつけなくてはならないとあらためて感じました。
どうしても 映え写真よりになっています。
最初に買ったデジカメ カシオQV-10
は38万画素でした。
QV-10は歴史的なカメラですね。
私の手元には友人から譲り受けたオリンパスのC-800Lがあります。81万画素です。
無い状態まで作り出すことが出来てしまう。
ま、最新鋭のスマホカメラの話なんですけどね。
ここまで来ると、写真じゃないです。キャプチャ
ですわ。
でも、そういう新しい道具に対応していける
人も居る訳で、使いこなせるかどうかだけなの
かも知れません。
しかし、フィルムカメラは写すという行為に
凄くコストが掛かる時代になりましたね。
日本では富士フィルムが頑張って写真文化を
残そうとしていますが・。・・
スマホにおいては肉眼で見たのと同様の綺麗さを目標に突き進んできた気がします。肉眼の場合「綺麗補正が8割」なんて言われるので、現実からかけ離れていても良いのかもしれません。
フィルム撮影のランニングコストは30年前に戻ったのではないでしょうか。当時旅行にて100枚以上撮影したフィルムを現像した際5,000円以上かかったのに驚いた記憶があります。
私もデジカメが400万画素とか500万画素になったときに、フィルムより綺麗になった。。
と思いました。
何時も思うのが、写真は綺麗な方が良いに決まっていますが、
デジカメになって、ノイズとかフレアとかうるさく評価されますが、
フィルムの時は、当たり前みたいに経験しているので、
私の場合は、普通は気になりません。
写真によっては、これも写真の味。。と思っています。
デジカメになって、私もですが目が肥えてきていますね。
しかしながら、本当にフィルムよりきめ細かいCCDの技術は凄いですね。
記念写真を撮る道具から始め、子供の思い出を残すためのツールとしてデジタルカメラを使ってきました。子供の姿を綺麗に残すことが目的であったため、ノイズやフレアは極力ない方が良いと思っていた頃が、私にもありました。
20年使い続けて、最近やっとsai10さんがおっしゃるとおり、レンズの味を感じる余裕が出てきたような気がしますが。。。
やっぱり綺麗な画質を求めてしまいます。