フィルム価格の高騰のため、ここ1年以上フィルムを購入することを見送っていました。
「高いなぁ、どうしようかなぁ」なんて思っていましたが、あれよあれよと値上げの波は収まらず、2,000円近くまで高騰してしまいました。
これではイカン!ということで一年発起しFUJI FILMの100 36枚撮りを購入し、愛機のEOS KISS 5に装填し、見慣れた街を2024年3月から7月の期間、撮影しました。
タイトル写真は 横浜中華街関帝廟の屋根上の装飾を撮影しました。
今回のフィルム撮影で綺麗に撮れた内の一枚です。
使用したレンズはフィルム時代の格安望遠であるEF80-200mm F4.5-5.6 USM(1992年発売)だったのですが、予想に反して鮮明な写真を撮ることができました。
反してこちらの写真はEF22-55mm F4-5.6 USM(1998年発売)で横浜媽祖廟を撮影したものでが、フードをつけずに撮影してしまったためか、天気が良いにもかかわらず空がモヤがかってしまいました。
同様に横浜媽祖廟の撮影ですが、こちらは門の裏側から撮影しました。
まるで霧がかかった鮮明さに欠ける写真になったのは残念でなりません。
東京駅丸の内駅にある駅舎を、向かいの丸ビルから撮影しました。
見上げる写真が多い東京駅舎ですが、同じ高さの目線で撮ることができるこのフォトスポットは貴重です。
お馴染みの東京国際フォーラムのガラスホールの天井の竜骨写真です。
撮影で使用したEF22-55mm F4-5.6 USM(1998年発売)レンズはもともとAPSカメラ向けに販売された広角レンズです。
フィルム用の広角レンズは28mmまでしか持っていなかったので、竜骨の「全景」をやっとフィルムカメラで収めることが出来たのは嬉しい限りです。
年を追うごとに撮影技量も多分向上しているのでは?と分不相応に考えていましたが、失敗のきかない一発撮りのフィルムカメラでその足りない技量が露呈してしまいました。
「デジタルカメラでは撮影技術は向上しない!」とうるさ方のカメラマンが言っていたことが今更ながら胸にグサリと刺さりました。
綺麗さでいうとデジタルに軍配が上がる昨今ではありますが、メーカごとフィルムごと、それぞれの記憶色が再現されるのもフィルムの面白いところです。
今更ながらカメラメーカの開発者の方々の技術力には頭が下がる思いです。
超えた描写力に慣れてしまうと、フィルムは
ホントに写すのが難しいと感じるものです。
でも、ネガフィルムを使えば露出が結構外れて
いても現像時に救って貰えます。なので、
iso400~800辺りでバンバン撮るのに向いてる
と思います。
昨今流行ってるレトロコンパクト機による
フィルム撮影も、いわゆるスナップですし。
画素数が多くなったことでJPEGでも容量が1枚10MB近くまでいくこともあり、RAWで撮影することがも多くなりました。
黎明期のデジカメ露出調整が難しいため、リバーサルのようだといわれていましたが、RAWで撮影・現像することでその心配も少なくなりました。
カメラの特性を知らなかった子供の頃は感度の数字が大きければ良いと勘違いしており、今となっては恥ずかしい限りです。