行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

烏鷺滝が鬼の心について語る

2013年06月11日 | 親鸞・歎異抄・浄土真宗
○生まれつきの善人はいない、生まれつきの悪人もいない。
○悪いことばかりしてきた人が、反省し改心して誠実に生きるようになる。これが大事なんじゃ。
○温泉津の浅原才市さんの絵には、頭に角を生えておる。
○自分のことが「あさましい」と嘆いて鬼の角を生やしておるんじゃ。
○才市さんは、若い頃には今でいう、ワルじゃったんじゃろう。
○才市さんは、自分の中に鬼がおることを知ったんじゃ。


あさましや。わしのこころの,あさましや。
どをもせんのに,あさましが,まるで,でるでる,
あさましが,じやけんものでござります。
じやけんものとわ,わたしのこころ,
あさましや,あさましや,
あさましや,あさましや,
あさましいのが,じひにまかれて,
ごをんうれしや,なむあみだぶつ。


○鬼と仏が同居しておるのが人間ちゅうもんなんじゃ。
○どんなに悪いやつにも仏の心があり、どんな善人にも鬼の心がある。
○自分の中の鬼と仏の心を自覚することが大事なんじゃ。
   

わしが阿弥陀になるじやない。
阿弥陀の方からわしになる,
なむあみだぶつ。

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