行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

仏に逢うては仏を殺し

2013年06月14日 | 禅の心
仏に逢うては仏を殺し、,祖に逢うては祖を殺し、羅漢(らかん)に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、親眷(しんけん)に逢うては親眷を殺して、始めて解脱を得ん。 (臨済録より)


○臨済録のなかの有名な文言じゃの。
○物騒な言葉のようじゃが、言葉どおりとる必要はない。
○簡単に言えば、権威的なものに傾倒するなというこっちゃ。
○真実は自分の中に求めんさいということなんじゃ。
○権威を有り難がって自分を見失うのは愚かなことなんじゃ。
○新興宗教がそうじゃな。
○教祖様の言ったことが全てじゃと思って、自分を見失うから悲劇が起こるんじゃ。
○教祖様に逢うては教祖様を殺せじゃ。
○いちばん手強いのは世間という権威なんじゃ。
○世間という魔物に振り回されんこっちゃ。
○美しい、美味しい、使いやすいなどの世間の評価はあくまでも参考にして、自分の目で美しいものを探し、自分の舌で美味しいものをみつけ、自分の五感で使いやすいものを選ぶんじゃ。
○自分というものが欠落しておっては、本当に自分らしく生きることができんぞ。

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