行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

心を整える

2015年02月17日 | 法句経
そあらに

葺(ふ)かれたる

屋舎(いえ)に

雨ふれば

漏れやぶるべし

かくのごとく

心ととのえざれば

貪欲(とんよく)これを破らん(法句経第13番)


いい加減に

ふかれた

茅葺き屋根に

雨が降ろうものなら

雨漏りがして破れてしまうのじゃ

心もいい加減にしていて整えなければ

貪りの心が侵入してしまうのじゃよ




こころこめて

葺(ふ)かれたる

屋舎(いえ)に

雨はふるとも

漏れやぶることなし

かくのごとく

よくととのえし心は

貪欲(とんよく)も破るすべなし(法句経第14番)


心を込めて

葺かれた

かやぶき屋根に

雨が降ろうとも

破れることはないのじゃ

このように

よく整った心には

貪りの心は入って来ようがないのじゃ


何でもほしがる心は浪費して生活を苦しくすることになります。
欲は生きている限りなくなりませんが、小欲知足を心がけたいものです。

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