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moon

「始まりの木」夏川草介 2020-134

「始まりの木」夏川草介

民俗学の話と聞いて楽しみにしていた。
よくはわかってないけど好きなんだなぁ。
学生の時も民俗学は好きだった、
確かに、就活には何の役にも立たないけど。
私はそもそも、生活にはなくてもいいようなものが好きなのだ。

癖のある准教授の古屋と院生の千佳。
2人のフィールドワークの旅の物語。

古屋の「日本は金銭的に豊かになる一方で精神的に貧困になっていった」
という言葉が刺さった。
自然の中に神を感じながら暮らした
日本という国の心の豊かさとはなんだろうか。

千佳が学問の知識と経験を深めて行くことで
私も民俗学の端っこに触れることができるだろうか。

そういう意味では、
これは序章であって本編はこれからって感じだった。

松本で
「神様のカルテ」
進藤先生が出てきたのが嬉しかったな。

物語と共に旅に出られるのが嬉しい。
私も一本の木を見に行くような旅をしてみたい。

余談ではあるあが、
飛行機嫌いの古屋はいつも列車で移動する。
かの三浦しをん先生のようではないか!
津軽、しなの。、あずさ、南風とたくさんの特急列車が登場する。
寝台列車も。
サンライズ瀬戸は出雲と共に人気のある寝台列車。
「旅の準備をしたまえ」と言った時点で、
すぐに席がとれるとは思えない、個室はなおさら。
千佳はともかく先生がのびのびシートだと大変そうだしなぁ。
けど、ま、それは御愛嬌。

 

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