「じんかん」今村翔吾 2020-81

「じんかん」今村翔吾

歴史は苦手、みんな同じような名前だし、いつも喧嘩（戦）してるし。
なのでホトトギスをどうこうする人達くらいしか知らないわけだ。
名前くらいは知っていてもその人が何をしたかは知らない。
んー、小学生向けのマンガでよむ歴史本みたいなの読もうかなぁ。
で、今回は、その私も知っている。、おそらくみんな知っている織田信長、が語り手。

松永久秀である。悪名高きと言われているそうだが、それさえも知らいない私は
まっさらで久秀を受け止める。

めっちゃカッコイイ、いい人やし、めっちゃ切ない。
そんな感じで一気に読了。

戦いを失くすために戦うなんてなぁ、
と思うが刀を持たないだけで今の世と
変わらない。


それほど人は過ちを繰り返し、
よみ間違いを繰り返しているのだろう。

わずかでも進んでいると思いたい。

そうそう、名前が良く変わるのもわかりづらいのよぉ。
変わるのは良しとして、
いろんな名前が同時に出てくるのがわからなくなる所以と
思っている。

以前、「ハリー・ポッター」でダンブルドアをアルバスと書いてあるだけで
「全然わからなくなった」とこぼしていた人がいて
えー、そんなことある？と思っていたが
日本史に関してはそうです、私も。

松永弾正も久秀のことなんだなぁ。勿論、九兵衛も。
弾正は官名らしく松永弾正久秀と呼ばれることもあるらしい。

時代、というよりは場面で変わるのでアホな私はわからんくなる。
そこを乗り越えての読破。

さすが今村さん、私にも読めたぁ！！ありがとう！！

じんかん 今村 翔吾 講談社