MOONLIT STORY ~月夜の物語~

月明かりに照らされた惑星地球をテーマに星空の写真を撮り続けています。

「青島太平洋マラソン」完走の記録!

2012-12-12 21:25:14 | マラソンチャレンジ

12月9日に開催された「青島太平洋マラソン」に参加してきました。

初挑戦となったフルマラソン(制限時間6時間30分)でしたが、見事完走しました!!\(^o^)/

今回の最大の目標は時間内の完走でしたが、もう一つの目標としてノンストップで30㎞走り続けることを掲げていました。
他にも、ノルマとしてノンストップで25㎞走り続けることを自分に課していました。

それでは、9時にスタートしてゴールするまでの一部始終を、タイムラインでお届けします!
こちらのコースマップを参照しながらご覧ください。



  9:00:00 号砲と共にスタート!
      ランナーには、着ぐるみや被り物を身に着けた人がいっぱい! 白鳥、ウサギ、サンタ、トナカイ、くまもん、スパーマン、アンパンマンなどなど。
      なんだかお祭り気分♪ しかし、一向に動く気配なし。

  9:02:00 2分経過しても未だ動かず。
      トップは早くもスタジアムを1周して我々の横を外へと走り抜け、それをみんなで拍手で送りだす。まるで観客気分。

  9:02:20 ようやく列が動き出すもただ歩いているだけ。

  9:08:57 9分近くしてやっとスタートゲートをくぐる。走っていると言えなくもないが、まだ早歩き程度。
      こんな調子で完走できるんだろうか… スタートから気が焦る。(・_・;)

  9:58 頃 スタート時の気温は8度。この冷え込みのためか、スタート直後からもよおす。
      さらなるタイムロスが気になるも、どうせなら身軽になるのは早い方がよい。ということで7キロ地点で給水と共にトイレへ。

 10:16:44 10㎞地点通過。1時間5分ぐらいを目標にしていたので、あまりの遅さに「やばい!」と思いつつも、
      始めの9分とトイレのロスを引けばほぼ予定通りのペースなので、とにかく焦らずペースを保とうと言い聞かせる。既に足が痛み始める。

 10:25 頃 早くも折り返してきたトップグループのランナー達とすれ違う。
      しかし、持ちタイムからして上位10位以内に食い込むと予想していたゲストの「猫ひろし」が一向に現れない。
      ちっちゃいから見逃しちゃったかと周りが噂し始めていたころ、私のすぐ隣のランナーが「ねこー!ねこー!」と叫んだ。
      あ!猫発見!みんなで手を振る。猫も手を振りかえしはしたが、おどおどした感じで、表情に全く余裕がない。
      誰かが言った。「おびえた猫みたいだね。」

 10:32 頃 大淀川を横断し、宮崎市内中心部に突入。
      市内のど真ん中を通行止めにし、沿道の声援がすごい! 長崎の「おくんち」並みの盛り上がり。
      一旦、県庁通りに逸れて折り返すのだけど、ここが楠木の緑のトンネルで気持ちいい。

 10:57 頃 宮崎神宮前で折り返し。足の痛みが徐々に増すも、和太鼓隊の演舞で弾みがつく。
      よく考えたら、和太鼓隊はトップから最後尾まで2時間以上叩き続けるマラソン太鼓だよなぁ… 応援する方も大変だよなぁ…

 11:07 頃 デパート前交差点のあたりに差し掛かったとき、どこからともなく素晴らしいコーラスのハーモニーが聞こえてきた。
      顔を上げてその方向を見ると、声の主はボランティアの高校生達だった。
      あまりのハイレベルな歌声に走りゆくランナーが「すげ~!」と声を上げるほど。
      ちょうど目の前でワンコーラスが終わったため、みんなで拍手喝采!

 11:11 頃 18.5㎞の給水ポイントだけの特典「マンゴーゼリー」をゲット!
      15㎞以降の給水ポイントでは、水やアクエリアス以外に、バナナ、日向夏、トマト、アンパンなどのサービスがある。

 11:21:19 再び県庁前の緑のトンネルに突入し、20km地点を通過。なんと10→20㎞のラップが1時間4分35秒の好タイム!

 11:56 頃 ふくらはぎがつりそうになりながらも、25㎞ノルマ達成!
      しかしこのとき既に、半数以上の人が歩いてしまうほどの、2㎞以上だらだらと続く長い長い坂道に突入していた。
      長崎の坂道で鍛えていたので、ペースダウンしながらもどんどん追い抜いて行くが、後半はふくらはぎがピクピク。
      ここで無理をせず、体力を温存した方が結果的に良いタイムが出るのでは?と頭によぎり、心が折れかかる。
      いや、タイムよりどこまで自分がやれるか挑戦に来ているのだから、力の限り走り続けるのだ!と言い聞かせる。

 12:33:54 25㎞から先がとてつもなく長く感じ、ひどい痛みの足を引きずるようにしながらも、30㎞を走り切る。
      と同時に、張り詰めていた糸が切れるがごとく、崩れるように歩き始める。
      スプリットタイムは3時間33分54秒。予想外の好タイムに目標を5時間30分にチェンジ。しかし、ひとたび歩くとなかなか走り出せず。
 
 12:54 頃 一旦スタートしたスタジアムの前に帰り着く。もうここで終わりにしたい気分にかられる。
      さあ、残りあと10㎞がんばるぞ!

 13:41 頃 風が冷たいけど、爽快なトロピカルロードの行きつく先は、鬼の洗濯岩で有名で大会の名称にもなっている「青島」である。
      この折り返し地点で、大会名物「日向夏ゼリー」をゲット!これを食べなくてはこの大会に参加したとは言えまい!と勝手な解釈。

 14:07:47 40㎞地点を通過。30→40㎞のラップタイムが1時間33分53秒で、おおかた歩いていた割に早い!
      ペースを落とさないように早歩きをしていた甲斐があった。

 14:25:42 ラスト500mは最後の力を振り絞って走り通し、両手ガッツポーズで感動のゴーーーーール!!!
      タイムはなんと5時間25分42秒! スタートゲートからゴールまでのネットタイムに至っては、5時間16分46秒!
      大大健闘です!自分で自分を褒めてあげたい♪(^^)v


参考までに、腕時計のGPSで計測した記録です。
高度は0mオフセットを忘れていたので、マイナス表示になっていますが、標高差は23mと読み取れます。
距離が1㎞近く長くなっているのは、スタート前の距離と蛇行したりトイレへ行ったりした分が加算されているほか、
歩いているときの腕の振りで長めの距離に計測された影響があります。




 
自分的には最高の結果で幕を閉じましたが、今大会で一番の印象に残ったのは、沿道の声援でした。
なんと2,000人におよぶ高校生ボランティアが、給水ポイントなどはもちろん、沿道にもずらっと連なり、
本当に一所懸命声援を送ってくれる様に感動しました。
例えばランナーに向かって手を伸ばしてハイタッチでの励まし。前半はちょっとためらって沿道近くを走りませんでしたが、
試しにハイタッチをしたら、不思議と一瞬疲れを忘れるのです。いちど味を占めてからはハイタッチの応酬。(笑)
他にも一般の方が、手出しで食べ物や飲み物を配ったり、果てはエアサロンパスのサービスまで。
宮崎の人々は、なんて暖かいのだろう。


3日経った今も膝が痛くて階段の上り下りがきついです。
正直、もう走るのはこりごり。でも、またあの空の下で走りたいという気持ちも芽生え始めています。


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