スタッフ中村が試乗しました! - G310GS編

2023年07月15日 | モトラッド京葉からのお知らせ

こんにちは、モトラッド京葉 中村です!

 

 

 

最近矢継ぎ早に記事を書いている試乗シリーズ、
今回はG310GSについてダラダラと述べていきますよ。

 

 

 

改めて、BMW Motorrad史上最少排気量のGSことG310GS

見れば誰でも「GSっぽい!」と感じる馴染み深いカタチのボディに、
トコトコと小気味良く走る312ccの水冷単気筒エンジンを載せたアドベンチャーバイク。

 

 

「312ccの単気筒って半端じゃね…」と思ったそこのアナタ!
排気量の大きさやシリンダーの数だけで邪推しちゃいけませんよ。

 

いつかの記事でも書きましたけど、日本のライダーって
「並列4気筒こそ神。排気量は大きいほど偉い。」と、
どこか盲目的にそれらを崇拝している人が多い気がしますが、
小排気量の単気筒にだって特有の面白さがありますよ?…よ?

一応誤解の無いように言っておくと、
私ゃユニークだと感じたら単気筒だろうが4気筒だろうが、
果ては排気量なんざ何でもOKというクチです。

 

 

 

前と後ろはこんな感じ。

エンジンが小さい分スリムに見えますが、
それでもそこかしこにGSっぽい雰囲気が見え隠れしますね。

 

 

 

いざ走らせるとやっぱりコレ、エンジンが良い…!

単気筒を愛するエンスー(死語)な人ならわかるでしょう、
この”限られた力を絞り出してドコドコドコッと走る”この感じ。

 

 

 


こういう「3,000回転以下は超不機嫌、3,000回転以上は吹っ飛ぶ」という
O・BA・KAなバイクも好き(でなきゃ買わない)なんですが、
そういったバイクとは趣を異にする
速くはないけれども味わい深いこの絶妙な動きがたまらん。

 

 

尤も、”速くはない”とはいっても

最高出力:34馬力/9,250回転
最大トルク:28Nm/7,250回転

~と必要十分なパワーは持っているので、
大体4,000回転を超えたあたりからでしょうか、
しっかり回してやると中々の俊敏性も見せてくれます。

 

この”扱いきれそうなパワーを操る楽しみ”というのは、
多気筒や大排気量の車両では中々味わえない美点。

 

 

加えて、単気筒エンジンは車重が軽いというメリットもあるので、

・押し引きが楽。
駐車場などでも移動が楽々。

・カーブなどで車体の制御がしやすい。
ホントはクランクシャフトの長さ(ジャイロ効果)とかも影響しているんでしょうけど、ここでは割愛。

・立ちごけしそうになっても踏ん張りが効きやすい。
※無理しすぎると怪我をするがあるので、ダメそうならバイクから離れて下さい。

・もし転倒しても、軽いので簡単に起こせる。
「おりゃぁっ」と気合を入れれば起こせます。
尚、300kgクラスの車両を起こそうとすると「っんふんんぇぇぁァァッ…♡」と変な声が出ます。

~などなど、バイクに付き物のリスクもある程度緩和してくれます。

 

 

代わりに高速道路は「とりあえず流れに合わせられるかな」程度ですが、
100km/hくらいの速度は出るので遠乗りもそこそここなせます。

…んまぁ、個人的には高速道路を滅多に使わないので関心が薄いですが。

 

 

サスペンションは流石アドベンチャーバイク。

長めのストローク且つ程良い柔らかさを持ち、
あちこちで見かける”割れたアスファルト”などを走った時の
思いっきり突き上げられるあの感触もかなり吸収してくれます。

更に、シートはコシがありつつモチッとした座り心地の為、
ちょっと走った程度ではお尻が痛くなりにくいのも◎!

 

 

そのサスペンションなどのおかげでシート高はまぁまぁ高いですが、
身長164cm、体重47kg程度の筆者でも片足(つま先)は届きますので、
少し乗って感覚を掴んでくると不自由なく乗り回せそう。

 

 

 

 

 

(撮影をしくじって中村がガッツリ映り込んでますが)
メーターは液晶で、中央にデカデカと速度を表示するレイアウト。

他にも、

・回転計(下)
・燃料計(左側)
・シフトインジケーター(右側)
・時計(右上)

などが常時表示され、速度計の上にあるオドメーターだけは
メーター左下のスイッチをポチポチ押していくと
トリップメーターや航続可能距離、日付などに切り替わる仕組み。

 

メーターを操作するスイッチは一つだけなので、操作はとても楽ちん。

大体、この手の一つだけくっついているスイッチは
”押す”か”長押しする”かしか操作法が無いんで。

 

 

 

 

その他、中村が気に入ったポイントを二点ばかし紹介。

 

 

 

イタイムイディングイト、略してDRL。
ちなみにGSレンデュトラッセの略。
~聞いてないって?

 

今現在バイクのヘッドライトは常時点灯が義務化されている都合上、
常にロービーム又はハイビームが点灯している為
昼でも夜でも表情の変化があまり感じられません。

 

しかぁ~し。

このDRL、明るさはポジションランプ程度しか無いのですごーく暗いですが、
法律上、昼間であればコレだけを点灯させて走ってもお咎めなし

その為、昼と夜とでライトの光り方を変えられるため、
普段とちょっと違う愛車の表情が楽しめます。

 

 

率直に言うと便利でも何でもない、ただの”オシャレなヘッドライト”というだけですが、
前を走る車などに映るDRLを見ていると無性にテンションが上がります。

単にこういう顔つきが好きなだけかも知れませんけど。

 

 

 

尚、昼間のみ使用を認められているライトでして、
夜間にコレだけ点けて走っていると取り締まられるのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

そしてこの独特なカラーリング、
カラマタダークゴールドメタリック。

(画像だと判りにくいですが)ほうじ茶などを思わせる独特の色味が特徴です。

 

まぁ実際のところは

【カラマタ】
ギリシア共和国の都市名。
又は、ギリシアで栽培される高級オリーブの別名。

~なので、文字通りオリーブを意識した色なんだろうなと思われます。

どうでもいいですが、オリーブと聞くとコレが脳裏を過ります。
ええ、そうです、どうでもいいですとも。

 

実はこの色、R1250GS-AF850GS-A
少し遡るとF800GSなどに採用されたこともありまして、
それらと同系統の色を採用している点からも
「G310GSだってGSの一員だぜ!」と認められている気がしてステキ。

厳密には、上述の車両に使われる色は”カラマタメタリックマット”という名称で、
若干色合いが違いますが、まぁ同じカラマタですので。

 

 

 

 

そんなG310GS、只今当店で試乗が行えますので、
興味のある方は是非当店へ遊びに来て下さいね!

モトラッド京葉:047-396-8412

系列店との間で試乗車を入れ替える場合がありますので、
事前にご連絡を頂けますと幸いです。

 

又、2023年7月現在、新車と中古車を1台ずつ用意がありまして、
乗ってみて「面白ぇっ!」と感じられた方は見積りも致します!

…カラマタは今無いんですけどね。

 

以上、中村でした!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする