もっちゃんのボケ防止日記

新型コロナウイルスに感染しないよう三密を避けて鳥撮りに嵌っています。

初めて「エナガだんご」と出会った

2018年04月12日 15時26分16秒 | 日記
 昨日は曇り空だったが、南からの強風で歩くのもやっとくらいだった。ハイキングの予定だったが、中止にして正解だった。一日、家でPCと読書で過ごした。

 今日は朝から晴れ、風もなく穏やかな日となった。気温が上がり、夏日に近い。

 爽やかな空気の中、バイクで出かけた。走り出すと、春というより初夏の感じだ。

 芝川調節池に行ってみたが、土手にはCMさんの姿がなかった。池の水鳥も減り、見かけたのはキンクロハジロの群れと数羽のハシビロガモ、カルガモ、オオバン、カイツブリくらいだ。上空にはユリカモメとツバメが飛び交っていた。

 土手沿いを歩き、先日ノビタキと出会った所に行ってみたが、その姿はなかった。

 土手に座ってコーヒータイムにすると、新芽の出た木と枯れたヨシ原を行き来する鳥影を発見。カメラを向けると、ホオジロだ。

 暫くすると、今度はベニマシコのメスがやって来た。オスの姿はなかったが、まだいることに嬉しくなった。また、オオジュリンらしき鳥影もあった。

 土手を先に行くと、モズが飛び出して来た。まだまだ冬鳥がいることが何となく嬉しくなる。傍の木の上にはカワラヒワがやって来た。

 池の水面は穏やかだ。のんびりと歩くには最適の陽気だ。だが、今日は散歩する人の姿が少ないのが気になる。

 バイクに戻り、芝川沿いを走ってみた。あちこちで飛び出すのはホオジロだ。キジを探しながらゆっくりと走ったが、その姿はなかった。

 空を見上げても、ヒバリの声が聞こえない。ツバメの姿はあちこちにあるが、とても撮影することはできない。



 周りの畑を見ながら、見沼自然公園に行ってみた。

 道路わきにバイクを止め、林の中に入って驚いた。大勢のCMさんたちがカメラを構えている。50人近くは集まっているようだ。

 何がいるのかと思って急いで行ってみた。何を撮っているのか分からないので、傍にいる人に聞いてみた。

 「エナガだんご」が見られるという。話を聞くと、エナガの雛が巣立ちをして枝に止まっているという。雛がもう巣立っているとは驚きだ。

 帰ってから図鑑で調べると、「エナガだんご」とは巣立った幼鳥が寄り添って枝に並ぶ様子を言うのだそうだ。

 エナガは早春のまだ寒い時期から繁殖を始めるため、巣は保温性の高い造りとなっているそうだが、その巣がどこにあるのか分からない。

 幼鳥が集まっている所をやっと見つけたが、枝が邪魔をしてピントがなかなか合わない。8羽ぐらいが仲良く枝に並んでいる姿は実に可愛いものだ。中にはお尻を向けているものもいる。

 時々、親鳥がやって来る。



 もっと見通しの良いところに出て来ないかと暫く待ってみることにした。他のCMさんたちも同じ思いのようだ。

 しかし、いつまで待っても動く気配がない。諦めて、池を一回りすることにした。

 池には、あれほどいた水鳥の姿がほとんどない。いるのはカルガモの群れと数羽のヒドリガモ、1羽のオナガガモ。トモエガモも移動したようだ。無事に冬を越して北へ帰ることができたことにほっとする。

 エナガの所に戻ってみたが、まだ動きはないようだ。だんだん、CMさんの姿が減ってきた。

 今日は、初めて「エナガだんご」に出会えたので満足して帰ることにした。

 バイクに戻ろうとしたら、林の中でカメラを構えている人がいた。見ると、カケスがいる。この前、この林で出会ったカケスのようだ。



 カメラを向けると頻りに実を啄んでいる。カケスは鳴きまね上手だそうだが、まだ声を聞いたことはない。耳の悪い自分には聞こえないのだろうか。

 盛んに飛び回っていたカケスが隣の林に飛び去ってしまったので、帰ることにした。

 帰りがけ、天下一品でラーメンを食べる。以前、読んだ本に出ていたこってり味のラーメンを食べてみたが、まあまあの味だった。

 爽やかな天気の中、今日もいろいろな出会いがあって楽しい日となった。