盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

お題・きょうの献立

2019-06-09 11:05:58 | にゃんころ
私の家は東京で多摩川の近くにあり、電車で3駅も行けば神奈川県です。

ごく一般的な住宅街なのですが、神奈川とは逆方向に2駅ほど行くと、渋谷の松涛や神戸の芦屋にも肩を並べようかという高級住宅街。
駅前は開発されて人通りも多く、駅から少し離れれば一戸建てに高級外車がずらっと並んでいます。
そんな街からほんの少ししか離れていないので、とにかく物価が高い。高いくせに料理屋は少ない。

しかも私はひとり暮らしで、料理は得意なのですが台所がひたすら狭く使いづらく、ガスコンロも1口のものしか置けないので、せいぜい湯を沸かす程度です。
これで誰かに食わせて「おいしい」と笑顔になってくれるなら、工夫してでも台所に立とうという気になれるのですが、そんな人もいません。
食材を買ってもすぐ余らせてゴミにしてしまうし、もともと少食なので豆乳やウィダーゼリー、医者に処方してもらっている栄養ドリンクなどで1日済ませてしまうこともしょっちゅうです。

さすがにこれでは栄養が偏ってしまうので週に2回、ケータリングの食事サービスを利用しています。
ところがこれが老人を意識したもので、とにかく極端なまでの減塩。出汁はきいていないし、そのくせやたらとマヨネーズで和えたがります。
いつも口に押し込んでは茶で流し込む日々です。


こんな不健康な食生活に、去年から今年にかけて私にとっては「革命」といえる出来事が続けてありました。

ひとつは「盛岡製パン」という小さい小さい店が開店したことです。
間口はカウンタのみ。客がひとり入ればもう満杯です。鰻の寝床のように奥に細長く、そのほとんどが工場です。
そして店頭でコッペパンにいろいろな具をその場で挟んでくれます。
メニューの数が少ないのと若干高いのが難点ですが、1個で十分に1食をまかなえるボリュームです。

もうひとつは水産関係の居酒屋ができたこと。
居酒屋といっても本当に魚のメニューしかありません。しかも昼のランチから煮魚や焼き魚の定食、午後もずっと営業して夜中までいつでも魚を食えます。
肉より魚の好きな私には、たまらない店です。

というわけで私の献立は、週に2回がケータリング、残りはコッペパンか居酒屋の魚定食、というところです。
たまにはコンビニのサンドイッチや弁当屋の弁当なんかも食いますけどね。
それからミニトマトを冷蔵庫に常備して、軽食がわりにしています。
ま、男やもめの食生活なんて、こんなもんですよ。


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