「猫好きの人」と親しくなれれば嬉しいけれど、なれなくても別にあまり困らない。
さらにいえば「猫のほうから近づいてくる人」とは、ぜひ懇意になりたい。
私は猫に安心されるタイプのオーラが出ているようで、野良猫に遭遇して声をかけると半分以上は向こうから近寄ってきます。
若い頃、公園のベンチで本を読んでいたら、いきなり頭の上に子猫が飛び乗ってきたこともあります。
いまいっしょに暮らしている雌の黒猫「のらくろ」も、裏通りで(他に人通りはあるのに)私が通りかかるたびについてこようとして、結局私が飼うことになった猫です。
11歳ですから、ちょうど還暦の私と同じくらいですね。
人と猫の間にはそれぞれ距離があり、人によっても猫によっても異なります。
私は猫を見るとすぐに撫でたがったり抱きたがったり、いわゆる「猫かわいがり」をしたがる人は苦手です。
猫がどこにいても気にしない、たまたま近くにいる時は軽く撫でる、遠ざかっても追わない、夜中にベッドを先に取られたら邪魔をしない場所で寝る。
互いに絶妙な距離を保てる人とは、気が合うんじゃないかと思います。
それから、ペットショップやブリーダーから猫を買う人とは、お近づきになりたくないですね。
そんな金があるなら、安楽死させられそうな猫を引き取って避妊手術をして、認識チップを入れてもらいたいです。
世はSNSなどで「繋がりたい症候群」。
確かに空前の猫ブームといわれる昨今、こういうお題が出るのも不思議ではありません。
しかしブームとは、いつか必ず終わるからこそブームといいます。
きょうもどこかで、行き場を失った猫たちが安楽死させられています。
その実情としっかり向き合える人となら、繋がってみたいものです。
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