全豪オープン

大坂、すごかったですねえ。

第２セットでチャンピオンシップポイントを迎えながら逆転で取られた時はどうなることかと思いましたが、「彼女はここ数十試合、第１セットを取った試合は逆転負けしたことがない」というジンクスは、本当でした。

全米の時はセリーナがひとり相撲で自滅し、アウェーだったこともあり嫌な雰囲気でしたが、今回は本当に素晴らしい試合と表彰式でした。
スポーツの世界には、若くして世界レベルに到達する人材がたまに出てくることがあります。
１年前にランキングが 70 位台だったことを考えると、初のグランドスラム制覇から連覇、というのはまさに快挙といえるでしょう。


それはそれでめでたいのですが、問題は錦織と大坂に続く選手が見当たらない事です。

日本は昔から沢松和子、伊達公子、杉山愛、そして大坂と、世界トップクラスが散発的に出てはくるのですが、それに続く選手がいない。
男子に至っては、錦織が初めてといってもよく（その前には神和住や松岡程度、つまり世界でぼちぼちの選手しかいない）、その錦織も故障とスナミナ不足でなかなかランキングベスト３に食い込めません。

きょう現在、錦織はランキング９位。
彼以外に 50 位以内に入っている日本人はいません。
何人もと贅沢はいいませんから、せめてあとひとりはベスト 10 を窺う選手が出てきてほしいものです。
これは女子にもいえることです。

いずれにせよ、いまは純粋に大坂の偉業を讃えましょう。