(本頁は「2017年6月17日、焼石岳花紀行(1)」の続きである。)
姥石平は今頃の季節、花の海になっている筈だが、
ご覧の通り、ガスっていて、景色は見えなかった。
群生している白い花はハクサンイチゲ。
姥石平には後でまた寄るので、足早に通過し、焼石岳山頂をめざす。
横岳分岐のある鞍部まで来たら、鮮やかなマゼンタの花、ミヤマシオガマが多くなった。
ミヤマシオガマと一緒に咲いている小さなピンク花はユキワリコザクラ。
焼石岳に咲くふたつめのプリムラ(サクラソウ類)だ。
ユキワリコザクラをクローズアップ。
花の色は単純なピンクではなく、青みを帯びた不思議なピンクだった。
このような色はなんと呼ぶのだろうか。
イワカガミも混じってきた。
(右上)こんな高いところなのにムラサキヤシオが咲いていた。
山頂が近づくと、イワウメやミヤマダイコンソウが現れた。
イワウメ
(右上)ミヤマダイコンソウ
焼石岳山頂に到着。
晴れていれば、鳥海山を始めとした大展望が広がるのだが、今回は残念。
ガスで何も見えなかった。
(右上)コメバツガザクラ
そのため今回、山頂には長居しなかった。
昼飯を食べたら、サッサと北側、(東成瀬コース)九合目に向けて下山した。
下山途中に見た花たち。
ホソバノイワベンケイ
(右上)クロミノウグイスカグラ
チングルマ
(東成瀬コース)九合目もガスで何も見えなかった。
シロバナノヘビイチゴだろうか。
(右上)ミツバオウレン
(東成瀬コース)九合目から先は間道を歩いて、東焼石岳や姥石平方面をめざす。
間道の両側はハイマツや
低木林(ハクサンシャクナゲやサラサドウダン、ナナカマドなど)に覆われていた。
以上。
「6月17日、焼石岳花紀行(3)」へ続く。