今年も残り少なくなってきた。
どうでもいい個人的な話で恐縮だが、今年、新たに遭遇した山岳風景を少し振り返ってみようと思う。
その中には思わず「絶景だーっ!!」と叫びたくなるような風景が幾つか有った。
内容は既に本ブログで報告済みなので重複するが、
今年の振り返り、総括の企画なのでどうか大目に見て欲しい。
コロナ影響もあり、今年の春はさっぱり遠出できなかった。
秋田県の場合、佐竹の殿様(県知事)から、
(`◇´)県境を越えたらいかん!との厳しいお達しも出ていたので、
県境を越えない範囲で行ったのは白神山地・二ッ森(1086m)。
たまたま友人から、そこには凄い風景があると教えられていたので、
(2020年)5月30日に行ってみたが、やはり素晴らしい眺めだった。
圧巻だったのは青森の最高峰・岩木山。
岩木山の姿は、青森や弘前を訪ねた際、天気に恵まれた時に何回か見ていたが、
おおむねこのような姿と記憶している。
弘前市郊外から見た岩木山
ところが山の姿というものは見る角度によって大きく変わるものだ。
二ッ森から望む岩木山は・・・劒のようにツンと尖っていた。
ただし北アルプスの剱岳や槍ヶ岳とは違う。
こちらは火山特有の優美なスカート、裾野があるので、北海道の利尻山のようにも見えた。
友人から初めてその写真を見せられた時は冗談だろうと思った。
しかし自らの眼で見たら、それは本当だった。
二ッ森から見た岩木山。
二ッ森からの眺めは岩木山だけではない。まだ少し雪が残っている白神岳や向白神岳の山並みも素晴らしい。
それらの前景、ブナの大樹海は世界自然遺産になっている。
よって人家や植林、スキー場など人工的な物は一切無い。国内では極めて珍しい大自然の絶景だった。
二ッ森から世界遺産のブナ樹海と白神岳(左)、向白神岳を望む。
白神岳と右手前に真瀬岳。
先ほど「人工的な物は一切無い。」と述べたが、厳密には白神岳山頂に、人工=山頂の避難小屋が見えた。
向白神岳。白神山地の最高峰。
世界遺産のブナ樹海。
ここから望む南側、秋田県側の景色は凡庸なものだった。
東南東に藤里駒ヶ岳が見える。
田代岳(左奥)と藤里駒ヶ岳。
以上、詳細はこちら。
この日は時間が余ったので、藤里駒ヶ岳(1158m)にも登ってみることにした。
この山は完全に秋田県のものなので越境のリスクは無い。
藤里駒ヶ岳の山頂からも岩木山や白神岳が見える。
こちらからの岩木山は少しマイルドな感じだった。
岩木山と尾太(おっぷ)岳。
白神岳や向白神岳の山並みはここでも神々しかった。
この日の朝、登った二ッ森(右側の二つのこぶ)を振り返る。
以上、詳細はこちら。
二ッ森には秋、10月28日にも行っている。
世界遺産のブナの紅葉とはどんなものだろうと期待に胸を膨らませ、訪ねてみた。
ところが紅葉はまだ浅かった。
紅葉は・・・残念だったが、この日のお岩木山は相変わらず尖がっていて、しかも初冠雪。
めったに見られない山の初冠雪に立ち会えた点はとてもラッキーだったと思う。
岩木山の山頂部アップ。微かに新雪が見える。
白神岳や向白神岳の山並みを望む。こちら側の紅葉は少し進んでいた。
世界遺産のブナ樹海。
詳細はこちら。
以上。
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