鳥海山は美しい山だ。
その姿は秋田・山形両県の平野から美しく望まれるが、周辺の山の上から望む姿はもっと美しい。
中でも東にある八塩山から望んだ姿は特に好く、これは掛け値なしで『絶景』ではないかと思っている。
2020/10/28 新眺望地から望んだ鳥海山
そのことに気づいたのは割と最近だった。
八塩山の山頂部は広い台地になっており、ブナの美林に覆われている。
そのため、遠くの山は林の端っこにある東屋や八塩神社まで行かないと見ることが出来ない。
しかし鳥海山については、特別だったようで、東屋の近くのブナ林が一部、切り開かれ、
「鳥海眺望地」の名で専用の展望スポットが設けられていた。
下のマップの「旧眺望地」だ。ところが最近、このスポットは樹木が茂って来て、見えにくくなっていた。
2020/10/28 旧眺望地から望んだ鳥海山
マップ 新眺望地
昨年(2020年)秋、八塩山に登った折り、東屋から深山林道分岐の方に少し下ったところに新しい眺望地が出来ていた。
そこは元々、倒木などで開けていたようだったが、手前の灌木を少し切り開いた途端、
ご覧のような素晴らしい景色が見えるようになっていた。
上のマップで「新眺望地」と書いた場所だ。ここからは富士山型に近い鳥海山が裾野も含めてよく見える。
距離も近いのでここから見る鳥海山はでかく、迫力が有る。
しかも山麓の人家や植林地などはあまり見えず、原始に近い景観ばかりトリミングされている。
鳥海山を眺めるポイントは数多いが、最上の眺めではないかと私は思った。
よって約一年ぶりに自身の絶景コレクションに加えることにした。
2020/10/28 新眺望地から望んだ鳥海山
紅葉を前景にした新雪の鳥海山も素晴らしいが、
残雪が豊富な春姿も見たくて、今年は四月に二回も登っている。
2021/04/11
2021/04/11
2021/04/23
2021/04/23
そして今年の夏は・・・ (´π`;)夏の鳥海山は真っ黒であまり奇麗ではないので行ってない。
秋は紅葉に新雪が或る程度、積もった頃を見計らい行くのが望ましい。
今年は八塩山の紅葉が盛りだった10月30日に行ったが、残念。この日、鳥海山は雲をかぶってしまい、よく見えなかった。
かわりに山頂台地のブナ林を。
2021/10/30
リベンジで11月30日に再挑戦。
この日は紅葉はとっくに終わり、八塩山にも雪が積もっていたが、よく晴れ、鳥海山も見えた。
2021/11/30
2021/11/30
2021/11/30
2021/11/30
他の山の上から望む鳥海山で素晴らしいと思ったものを三枚。
2017/05/29 山伏岳山頂(湯沢市)から。
2018/05/21 国見岳山頂(湯沢市)から。
いずれも富士山型で形は好く、人家などわずらわしいものは一切無いが、
いかんせん距離が有るため、迫力に欠ける点は否めない。
このような鳥海山を間近に望める山としては丁岳があるが、こちらは残念、登山道の通行止めが長く続き、まだ登れていない。
以上、秋田から見た鳥海山ばかり語って来たが、山形県の低山から望んだ鳥海山も一枚。
2021/12/09 経ヶ蔵山山頂(酒田市)から。
最後に下界、山麓から望んだ鳥海山を。
ビュースポットは数多く有るが、どこも人家や人工的な景物が必ずと言っていいほど入ってしまう。
それがほとんど入らないところから見た姿、三枚を。
2018/06/04 桑ノ木台湿原から。
2020/05/26 栗沢地区(由利本荘市)から。
2020/10/28 猿倉地区(由利本荘市)から。
皆さんはどの鳥海山がいいですか。
さて、2021年も今日で最後となります。
本ブログを開設して今日で720日、もうすぐで丸二年になるところです。
皆様には、つたないブログをいつもご覧いただき、リアクションやときにはコメントまで賜り、
感謝申し上げます。
冬場は山歩きをしないため、ネタも少なく、今後はしばらくの間、更新も滞りがちになると思いますが、
引き続きよろしくお願い申し上げます。それではよいお年を。
以上。
素晴らしいモウズイカ様のこだわりの絶景に
朝から、うなりました・・・(笑)
山に登れる幸せ、絶景の巡り合う幸せ、ゆう事無し!
ブログを楽しみに拝見いたしております。
いつも、ありがとうございます~
またいつもリアクションありがとうございます。
私の山登りの愉しみは夏はお花見、それ以外の季節は絶景探しなんです。
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これからもよろしくお願いします。