(本頁は「新庄で山を見た。」の続きである。)
2月17日は久々に晴天との予報だったので、山形県の新庄まで行って山を見ることにした。
新庄で見られる山は多い。月山、葉山、鳥海山、丁岳、神室連峰・・・
第一目的は月山だが、第二は神室連峰。
この日は秋田山形県境付近で夜明けになり、新庄には7時少し過ぎに到着した。
朝は西側の山はよく見えるが、東側にある神室連峰は逆光で見えにくい。
そのため山見は月山など西側にある山から始めた。
神室連峰に関しては、朝は向町盆地(最上町)に入って東側から眺め、
日が高くなったら、新庄にまた戻って西側から眺めるようにアレンジした。
新庄から向町盆地(最上町)に行くには、昔は国道13号線を舟形町まで南下し、
舟形橋を渡ってから、国道47号線を北東に進んだものだが、
現在は新庄市街地の南から国道47号線がいきなり東の山に突入するスタイルに変わっていた。
長尾トンネルを抜けた先は小国川の狭い峡谷を走る。
瀬見温泉を過ぎると、向町盆地が始まるが、最初の集落が鵜杉。
JR鵜杉駅からホンの少しだけ、北(左)へ入ると冒頭写真や次の写真のような山岳風景が広がる。
奥の白く高い山は小又山、左側の白い山々は火打岳かと思ったら、
その南に連なる中先や大尺山だった。
標高は1000m台から最も高い小又山でも1367mしかないが、
何やら2000m級の山なみを見ているような感覚だ。
ウィキペディアを見たら、標高こそ高くはないものの豪雪に磨かれた山容は険しく、
そのことから別名「東北のミニアルプス」と呼ばれる。とあった。
約10年前だったか、初めてこの景色を見た時は長野県、安曇野から眺めた後立山連峰を連想した。
なおこの連峰の山座同定は難しい。
同定作業にあたっては、ネイチャーガイド神室連峰(発行・無明舎)などを参考にさせて頂いたが、
正しいものかどうか。
大尺山や槍ヶ先。
小又山をアップで。
次いで大堀付近から北や北東方向を眺める。
こちらの山岳風景はたいしたことはないが、けっこう広い平地(扇状地)が広がっている。
この平地の名称は向町盆地だが、かつては巨大なカルデラの底だったとも言われている。
左端の白い山は小又山、手前に迫り出しているのは権現山(930m)。
神室山の姿は見えないが、北東側の奥にある高い山は禿岳だ。
あのかげは鬼首カルデラで宮城県になっている。
後ろを振り返ると、大尺山や八森山などの神室連峰が白く大きい。
よく見るためには国道47号線よりも南の水田地帯を走る農道に出た方が好さそうだ。
神室連峰の眺めをしばらく愉しんでみる。
八森山から大尺山にかけて。
八森山を主体に。
槍ヶ先や大尺山など。
小又山。
新庄盆地に戻り、再度、神室連峰を眺めて歩く。
こちらから見える神室連峰、先頭打者は杢蔵山(1022m)だ。
次いで見えるのは火打岳のようだが、どれが山頂なのかよくわからない。
新庄市の北東部、土内に向かう。
奥に見える山は左が台山、右は当初、小又山かと思ったが、天狗森の方が正しいかな。
金山町のすぐ南、国道13号線と交叉するあたりまで来ると、連峰全体が見渡せるようになる。
南側から始めてみる。
小又山らしき山と神室山も見えて来た。
小又山らしき山。この山は神室山よりも2m高く、
連峰の最高峰だが、こちら側から見る姿はあまりパッとしない。
神室山と左に前神室山。
神室山がもっと好く見えないかと金山町から金山川沿いの谷あいに入ってみた。
有屋の集落を過ぎたあたりから。
以上で山形(新庄)側から見た神室連峰は終わり。
その後、秋田に戻り、湯沢市横堀から国道108号線を走って、今度は秋田側から神室山を眺めてみた。
このあたりは秋ノ宮と呼ばれる。ここは菅前総理大臣の出身地だ。
菅氏はこういう風景を見ながら育ったのか。
「秋田県南の山を全部?見る。」へ続く。
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