(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしてアップ。その後、内容を少し改め、再アップしたものです。)
(本頁は「初めての以東岳・登山編」の続きです。)
30分待っても以東岳山頂のガスは晴れなかった。
この日は下山してからも、泡滝ダムまで歩き、更に車を運転し、秋田市まで帰らねばならない。
10時半頃、意を決して直登コースを下山することにした。少しだけ下りたら、ガス帯を脱し、大鳥池が見えるようになった。
下り道に花は少なかった。
ヒナザクラ イワカガミ
大鳥池
このコースから見える大鳥池は熊の敷き皮やイカの姿フライのような形に見える。
花は初めこそ少なかったが、少し下りたら、イワカガミやチングルマが多くなった。そして
チングルマ ヒメサユリ
ヒメサユリが笹原の中で咲いていた。
数は少なかったものの、丁度見頃の時期に出会うことが出来た。
ヒメサユリ
ヒメサユリ
今回の山行きの最大の目的はヒメサユリの花だった。最後によく咲いたのに逢えて嬉しかった。
向かいの稜線鞍部から月山が見えた。
ベニサラサドウダンはハッとするほど紅かった。
こちらはオツボ峰で見たサラサドウダン。
アカモノ。
またまた大鳥池。山の上から見るのはこれが最後になった。
樹林帯まで降下。
ツバメオモト オオイワカガミ
樹林帯まで下りたら、別のイワカガミが咲いていた。
たぶんオオイワカガミだと思うが、イワカガミに較べて大きいわけではなかった。
なお樹林帯の傾斜はかなりきつかった。これを登るのはしんどいだろうなと思う。
大鳥池はもうすぐ。池に注ぐ東沢も見えて来た。
リュウキンカ オオバキスミレ
シラネアオイは終盤モード。
以東岳直登コース下り、最後の難関は東沢の渡渉だった。
東沢は以東岳山頂やオツボ峰に源を発し、池に注ぐ沢としては最大。
今は融雪時期で水量も多いので、皆さん、その渡渉には難儀されてるようだ。
東沢渡渉点から以東岳を振り返る。
今回、ワタシは思い切って山靴、靴下を脱ぎ、素足でチャレンジ。
ズボンは膝までまくり上げたもののそれでも濡れた。それ以上に厳しかったのは、水の冷たさと流れの強いこと。
さいわい尖った石は無く、怪我も無く渡渉出来た
(この時の反省もあり、下山してすぐ渡渉用のサンダルを購入した)。
渡渉後にひと休み。
東沢を渡渉し、池の東岸を歩くようになってからも道はけっこう厳しかった。
うっかりすると池に滑落しそうだった。
1446m峰 。
お昼の大鳥池は風波が立っていて鏡面風景は無理だったが、
小法師山と1446m峰の間の雪渓は何故かしっかりと映っていた。
小法師山と1446m峰
小法師山と雪渓
雪渓をもう一枚。
さらばタキタロウ山荘。お世話様。近いうちにまた来るよ~。
以上。
一昨年の記録の復刻で恐縮です。
ベニサラサはそれに近いものは他の山で見てますが、このように明らかなものはこの時が初めてでした。
朝日連峰また行きたいですが、
コロナ禍や自身の体力の衰えもあり(不整脈持ち)、なんか見果てぬ夢に終わりそうです。
・・・・
サラサドウダンとベニサラサドウダンが、この山域では混在しているようですね。
これまで両者が混在する山を知らなかったので、興味深かったです。
余談ですが、40年も前に朝日連峰に出かけた時、大鳥池で60cmのイワナが釣れた話を聞かされました。
大好きなヒメサユリの素晴らしいお写真を3枚も
載せて頂き嬉しかった~~
本当に有難うございます
私の名刺には図案化したヒメサユリをつけて頂きました
プロの方に作って頂いたので大満足の名刺です
メールアドレスもhimesayuri からつけました!(^^)!
写真の保存が出来ないので本当に残念ですけど
とにかく今日は嬉しかったです
私は以東岳でも手一杯の感でしたのではたして行けるものやら。
でもイイデリンドウは飯豊山系でしか見られないのでいつか遠くない日にチャレンジしたいです。東沢の渡渉ですが、雪解けのこの時期だけの名物のようです。
飯豊連峰も大好きですが、朝日連峰以上に厄介な山ですね。私の初飯豊は2012年でしたが、以来気に入って隔年くらいで歩いています。でも初日は急登と重荷で正直辛い(汗)
直近の朝日連峰では、このコースを登りました(最後は大井沢に下山)
7月中旬でしたが、徒渉はなかったです。ご苦労さまです。反面、花はこちらのほうが豊かなようにみえます。