(本頁は「錦秋の屛風岳(1)」の続きである。)
やせた稜線に辿り着くと、南側の景色がドバーッと開けてきた。
左の丸い山は秋田県南部最奥の山、虎毛山(1433m)だった。
眺めは好くなったが、鼻をこするような急な登りがまだしばらく続く。
(右上)道脇の木には、
「鼻こすり 急登!ガンバロー」と書いた板が括り付けられていた。
振り返ると、神室連峰の眺めが素晴らしい。
左から小又山、天狗森、神室山。
小又山と天狗森
神室山本峰
前神室山
(右上)エゾオヤマリンドウの残花
左側には屏風岳が見えてきた。
高度を稼ぐと、屏風岳のかげの山が浮き上がって見える。
屏風岳の右には山伏岳が連なっている。
奥に鳥海山があるが、残念、雲をかぶって全体は見えなかった。
今一度、屏風岳を。
此処から望む屛風岳は紅葉に彩られた屏風そのものだった。
登るにつれ、真北方向の景色も見えるようになってきた。
横手盆地がよく見えるということは高松岳が横手盆地からよく見えるという証しだ。
奥宮山、旧・稲川町方面を拡大。
と思ったら、高松岳の山頂だった。
高松岳の山頂は南北にふたつ有る。最初は小祠のある南山頂。
奥に見える小屋のある方が北山頂。
こちらの山頂は北山頂に較べると、少し低いが、
ここから虎毛山へのルートが分かれ、南側の展望が素晴らしい。
虎毛山をアップで。山頂にポツリと見える点は避難小屋だろう。
「錦秋の屛風岳(3)」へ続く。