冬の朝、NHKニュースを見ると、都心の空は青く澄み渡り、
雪化粧した富士山が映し出されることがよくある。
私の住む日本海側秋田の空は毎日どんより鉛色、
こちらで富士山に相当するお山、鳥海山は昨年12月上旬から雲隠れしたままだ。
今年の冬は例年になく雪の日が多く、さっぱり晴れてくれない。
鳥海山が見えたのは、年が明けてからは二月中に一度くらいだった(確か2月11日、新車納車日)。
しかしこの日は道路の除雪が間に合わず、山麓に近づくのは容易ではなかった。
三月になってようやく雪も凹んで来た。
3月10日は天気も好さそうだったので、山麓まで走ってみた。
早朝、自宅を出た時は濃霧で何も見えず、由利本荘市に入っても霧は晴れなかった。
朝7時頃、旧由利町の前郷付近まで来たら、霧が晴れ出し、鳥海山を眺めることが出来た。
個人的にはこの時が今年初めての鳥海山だった。
旧・由利町前郷付近(マップA)から。
更に内陸に進み、矢島町まで来ると、鳥海山は白く眩しかった。
今年は積雪量が多い。中腹の凸凹も埋まって滑らかな感じになっていた。
旧・矢島町(マップB)から。
ここで今日の撮影地マップを。
もっと間近から眺めようと思い、旧・鳥海町猿倉地区に入る。
ここは富士山型鳥海のほぼ全容が見られる人里としては最後の場所だ。
猿倉(マップC)から。
折角来たので、最奥の集落、百宅にも行ってみた。
ここはやがてダム湖に沈むことになっている。
あと何回来れるだろう。
百宅(マップD)から見た鳥海山は最も均整の取れた富士山型だが、
残念ながら、前山がせり出し、下の方は隠れてしまっている。
このあたりは豪雪地帯だ。道の両側の雪の壁はまだ2m以上あった。
雪の壁を高さを表現する意図でひと月前(2月11日)納車の自家用車(おこじょ号)を配置してみた。
百宅(マップD)にて。
もう少しよく鳥海山の姿を見るため、
近くの笹子(じねご)峠や直根(ひたね)からも眺めてみた。
順光なので真っ白けだ。
笹子峠(マップE)から。
直根(マップF)から。
帰りは鳥海高原を西に走り、ほぼ真北から鳥海山を眺めてみた。
谷地沢と桃野の間の直線道路(マップG)から。
ここはクルマやスタットレスタイヤのCMにも使えそうな場所だ。
にかほ高原(マップH)からも眺めてみた。
ここから望む鳥海山は荒々しく、2トップ(左が七高山、右が新山)になる。
太陽の角度の関係で逆光気味になり、今までよりは見えにくくなった。
しかし今日は鳥海山がよく見えた方だと思う。
山麓が新緑に包まれる頃にまた同じルートを走ってみようと思う。
以上。
冬の間は滅多に見ることの出来ない姿、
本当に素晴らしい(凄い)眺めですね。。。
山肌の凸凹が雪で埋まってなだらかに見えるなんて‼️
素晴らしい写真を見せて頂き、有り難う御座います!
鳥海山は富士山と少し違い、山体の表面は主に安山岩質の溶岩が固まってできております。
そのため、溶岩のうねりが独特の凸凹を作っています。
今回、眺めた東側斜面はそれが顕著です。
そのくぼ地が埋まって平らになるほどですから、
今年はかなりの積雪、場所によっては10m超でしょう。
この大量の雪のおかげで、鳥海山には秋まで雪渓が残ります。
場所によっては越年してます。
秋まで残雪と戯れることの出来る数少ない山です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
フォローありがとうございました。
あまりにも美しくかつ雄大な鳥海山、圧巻でした。
何回も写真を見てしまいました。
これからも、素敵な写真を期待しております。どうぞよろしくお願い致します。
鳥海山は眺めてもよし、登ってもよし、
秋田や山形北部の皆さんにとっては心の御山だと
思います。
見る角度によって、また季節によっていろいろな表情を見せますので
毎年、折に触れて撮っております。
例えば↓
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/c/acf5447fdd088f796f542a9c3da37278
これからもよろしくお願い致します。
この時期のスッキリした鳥海山を、見ることはほとんどないです。
秋田市からも見えませんね。
どの方角から眺めても、美しいです。それにしても
道の両側の雪@@ さすが豪雪地区です。
おこじょ号も、カッコいいですよ!\(^o^)/
今年の冬はホントに鳥海山の見えない年でした。
例年ならば1月か2月のいずれかによく晴れる日が一、二回あり、
そのような日は欠かさず見に行っております。
昨年は1月26日がそうでした。↓
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/8225b02325be327665bb7b80d8e8a3be
雪の量は今年の方が多いですね。
年によって、季節によっていろいろな鳥海山があります。
今年も何回か鳥海山を眺めるだけの頁、追加していきます。