(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)
昨年(2007年)の夏は北海道道東(こちら)や信州霧が峰(こちら)などと、
出不精引きこもりの私には珍しく遠出をしている。
今年の夏休みは貧乏(クルマ修理やガソリン高騰)なので、
当初は実家以外、どこにも行かないつもりだった。
が、それでは一週間にもわたる貴重な時間が勿体無いし、
家族も( ̄も ̄;)ワタシも暑さで煮詰まってしまう。
漠然と秋田より南、ただし涼しいところに金をかけないで
行ってみようかと思い始めるが、そんなうまい話があるだろうか。
休みが間近となった8月7日、
いつもシゴトで使ってる安ビジネスホテルチェーンの空き状況をネットで確認してみる。
すると米沢市のホテルだけ、ツインルームが空いていた。
米沢にただ泊まってもつまらない。
福島まで足を伸ばして(友人の)はまうつぼさんのお店も訪ねてみよう。
折角だから、何故かまだ行ったことのない蔵王や、
昔、ひと夏を過ごした裏磐梯高原なども・・・。
てなわけで、8月9日の早朝、秋田市を後にする。
高速料金を少しでも節約しようと一般道(国道13号線、108号線)を走って、
鬼首峠を越えて宮城県に入った。
よって宮城で最初に見た山岳風景は禿岳になった。
鬼首高原から見た禿岳
その後、国道46号線を東進、大崎市古川から高速道路(東北道)に上がった。
正午頃、宮城県南部の村田町に到着。
西側、蔵王の方角はあいにく鉛色の雲が立ち込め、ダイナミックな山岳展望は愉しめそうにない。
予想通り、蔵王エコーライン(通行料 0円)はひたすら濃霧の中を走ることになるが、
コマクサ平と言う場所に着いたら、あら不思議。突然、雲が割れ、蔵王連峰の枢軸が姿を現した。
ダイナミックな五色岳を望む。有名な御釜はこの山の上にある。
コマクサ平に到着。
コマクサは有るには有ったが、近寄って写真を撮れるような状況ではなかった。
仕方なくカライトソウで我慢。
(´π`;)実はこれ、カライトソウではなく、シロバナトウウチソウの赤みのあるタイプだった。
(右上)不帰ノ滝
これはイタドリか、はたまたメイゲツソウか。
買っただけ刈田岳の山頂も晴れていた。
刈田岳(1758m)より蔵王連峰の最高峰、熊野岳(1841m)を望む。
アコガレのオカマ御釜に対面するには520円払う必要がある。
御釜(五色岳)と家内
シロバナトウウチソウを前面に御釜(五色岳)
刈田岳や熊野岳周辺はずっと火山活動が盛んだったので、植生はとても貧弱。
ワーキレーッ的なお花畑は皆無だが
よく見ると、コマクサがパラパラと生えている。
秋田駒の大群生を見慣れた目には、かなり物足りないが、文句は言うまい。
此処のコマクサは色白、小顔美人ばかり。
これはシラネニンジンでいいのかな。
(右上)メイゲツソウ
シロバナトウウチソウとメイゲツソウ
「久しぶりの山形と上杉鷹山公」に続く。
>2008年8月9日に蔵王に行かれたそうで、私も2024年8月9日に行きました。... への返信
コメントありがとうございます。
古い話で恐縮ですが、ホームページ記録、消失したままだったので今回復刻してみました。
蔵王は隣の県ですが、いざ行くとなると遠いですね。続編は米沢を掠める予定です。
ほとんど同じような花を見ましたが、残念ながらコマクサだけは激減してしまったようです。