この日は青い雪割草を見たくて、山形のとある山に向かった。
高館山のオオミスミソウ
ところが登山口に続く林道に残雪が多く、
その手前に適当な駐車場も見つからなかったため、とある山の登山は断念した。
かわりに先月末行ったばかりの高館山(記録はこちら)に変更した。
この山の名物、雪割草はまだ健在だった。
今回は、前回ほとんど見られなかった青い株を探してみようと思う。
その前に今朝、移動中に見た山岳風景を。
由利本荘市大内インター付近から見た鳥海山。夜明け直前の様子。
にかほ市小滝から見た鳥海山。
庄内平野から見た月山。
この日は高曇りで山は見えたが、空とのメリハリは好くなかった。
高館山に登り始め、城山公園から北の方を望むと、鳥海山は雲をかぶってしまった。
城山公園から八森山の稜線に向かう。
それ(青い宝石)は少し笹薮を掻き分けた日陰の斜面に有った。
最初に見たのが冒頭写真の株だ。
次いで見た株。
オオミスミソウ
日陰ゆえに青が強調された感はぬぐえないが、青い株を見ると言う所期の目的はほぼ達成出来た。
折角来たので、他の雪割草も眺めて行くとしよう。
下池の湖畔沿いにはオオミスミソウの密な群生地があるが、
ここは立ち入り禁止エリアなので遠目に眺めるだけ。
同じ八森山で近くから眺められる場所に行ってみる。
ここは白系ばかりだった。
高館山のオオミスミソウは花の径が比較的大きい。
カタクリやキクザキイチゲの花と比較するとそれがよくわかる。
オオミスミソウとカタクリ
上にキクザキイチゲ、下にカタクリ。
オオミスミソウとカタクリ
ナニワズ
ここではオオミスミソウの隣で早春の小低木、ナニワズが咲いていた。
「高館山で青い宝石探し・他の花編」へ続く。
植物観察園では在来種だけを保護し園芸種や
外来種は抜いています。コロナ禍で閉園が続き
早春の山野草には出会えませんでした。
山に入ると探し回らなくても見られるのは良いですね
東北北三県には植物観察園のようなところは無いですね(仙台と山形市には有ります)。
よって山に行って見るばかりです。
ミスミソウは秋田や岩手にも有りますが、山形庄内の高館山、とある山ほど花も大きくないし、
色も白ばかりなので、私はもっぱらこの二山に見に行ってます。
高館山は人気があり、訪れる人も年々多くなっています。環境負荷も高くなっています。
盗掘対策と一緒にそろそろ対策をしなければならないだろうと思います。