(本頁は「2023年7月4日、鳥海山・笙ヶ岳(1)」の続きである。)
長坂道稜線で見かけた花は初め白い花ばかりだった。
ハクサンイチゲ群生と鳥海山本体
ハクサンイチゲの新鮮な花
コバイケイソウ
カラマツソウ
チングルマ
イワイチョウ
ミツバノバイカオウレン
ヒナザクラ
笙ヶ岳の山頂が近づいたら、ヨツバシオガマなど色のある花が増えて来た。
ヨツバシオガマ
ニッコウキスゲ
ハクサンチドリ
なお昨年の鳥海山はニッコウキスゲが爆発的に咲いていたが、
今年は残念、はずれ年のようだ。
しかも今年は開花のスピードも遅く、ポツポツ咲いている程度だった。
オオバキスミレ
笙ヶ岳山頂が近づいたら、ムカゴトラノオが現れた。
この花、地味だが、東北では割と珍しい高山植物のひとつで
他では和賀岳、焼石岳、不忘山で知られている程度か。
ムカゴトラノオの群生。とは言っても、地味なのでどれがそうなのかわかりにくい。
ムカゴトラノオをアップで。
笙ヶ岳にはもう一種、珍しい花があると聞いていた。
それを探すため、庄内平野側に少し(50mくらい)下がってみた。
しかし今回は見つからなかった。
登り返すのはしんどかったが、二度目の山頂で昼飯とした。
笙ヶ岳山頂標
コメススキ
山頂で見かけたササの花
笙ヶ岳山頂に居る間は、庄内平野から雲が絶え間なく湧きあがって来た。
そのため、景色はサッパリ見えなかった。
晴れ間に当たったのは、この一枚だけ。
ムカゴトラノオと鳥海山を無理やり一緒に。
帰りは来た道を、Т字分岐まで戻った。
来た時よりも、湧き雲が多くなったが、鳥海山本体の眺めを。
三峰から扇子森に続く稜線を望む。
鳥海山本体は湧き雲で見えにくくなって来た。
やっと現れたところをアップで。
笙ヶ岳を振り返る。
岩峰の手前で。
この日、鳥海山本体を見たのはこの時が最後となった。
「鳥海山・笙ヶ岳(3)」に続く。
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