モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

生態系公園で皇帝ダリアを見た。(2011年11月12日)

2023年12月01日 | 熱帯植物

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)

11月12日は休みを利用して、比較的近場にある生態系公園を訪ねてみた。
秋田県は自然の花風景には恵まれているが、
園芸植物や庭を愉しめる場所は官民問わず非常に少ない
(旧・雄和町の国際ダリア園を含めてもホンの数箇所程度か)。
大潟村にある生態系公園はあまり有名ではないが、小さな温室があり、比較的珍しい植物も置いてある。
花の少ないor皆無の冬場にはときどき訪ねるようにしている。
(最近では、今年2月、ドンベヤや金花茶の咲く頃に訪問している。⇒こちら)。

11月12日の生態系公園、入り口付近はメタセコイヤの紅?葉が真っ盛りだった。




針葉樹でもカラマツとメタセコイヤは紅葉し、落葉する。  

メタセコイヤの紅?葉
 

カエデ類も有った。




こんな場所でくつろげたらいいな。




このハギは紅葉の中で満開になっていた。



開花時期が遅いこと、花が大きいことなどから、何か品種ものだろう。

この公園、いわゆるフラワーガーデンは無いが、
温室の玄関前には申しわけ程度に草花が植わっていた。
今の時期はメキシカンブッシュがみごとだった。




このメキシカンブッシュ(サルビア・レウカンサ)、
秋田県では最大の株かもしれない。  
株元の滑々した葉はユーコミスかな。

晩秋の今頃になって咲こうとしているバラ。

   


温室玄関の風除室に入ると

エンゼルストランペット(ブルグマンシア)がお出迎え(写真は右上)。 

さあ。いよいよ温室だ。

生態系公園温室の第一弾花は
皇帝ダリア(コウテイダリア) Dahlia imperialis




一番高い枝は4mくらいに達していた。

 



(右上)根元の方を見ると、葉っぱはダリアらしくない。

皇帝ダリア陛下のかんばせ(花)を写真ではなく実物で拝したのは、
ナ(;゚Д゚)ナント今日が初めてだった。
草姿は夏場のタラノキみたいでいかついが、花は一重で楚々としている。
遠めにはダリアよりもコスモスのような感じだった。
西日本では庭に皇帝陛下をお招きしているお家が多くなっている。
開花は秋遅くなってからだが、霜や雪にあたると忽ち崩御されるので、秋田での露地植えは困難。

続いて第二弾、シソ科。
サルビア・インヴォルクラータ Salvia involucurata




プレクトランサスの改良品種。

この温室では越年し、低木状になっていた。  

 

(右上)アンスリウムの紫品種(サトイモ科)。

このハイビスカスの花弁はどういう仕掛けなのか、モルフォ蝶の羽のような金属光沢を放っていた。




こちらのハイビスカスの花はとにかくでかかった。

 


(右上)秋田では珍しい地涌金蓮(チヨウキンレン)Musella lasiocarpa(バショウ科)


ど派手な花が続いた。お口直しに・・・  

スミレイワギリソウ Petrocosmea flaccida(イワタバコ科)




ストレプトカーパス Streptcarpus の園芸品種(イワタバコ科)
   

                                 ディコリサンドラ・ティルシフローラ Dichorisandra thyrsiflora(ツユクサ科)


これは何だろう。




メディニラ・スペキオサ Medinilla speciosa (ノボタン科)だろうか。

あまり自信はないが、此れは花ではなく、実かもしれない。
報告したい花は他にもいっぱい有ったが、今回はここまで。

以上。

(本頁は2011年11月23日に初回アップしました。)


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