1月15日から17日の2泊3日で、視察研修のため和歌山県と長野県へ行ってきました これは町がいま
進めている観光地域づくり連携事業の一環で、ミセスファーマーが先月行われたキックオフフォーラムに参加
していたことから先週急きょ役場から声がかかり、視察団の一員として出かけることになったのです。町長以下
町議会議員さん、商工会の理事さん、漁協婦人部の部長さんのほか、フォーラムで講師を務めた大学教授と
いった参加メンバーで名簿を見たときには緊張しましたが皆さん気さくで楽しい雰囲気でしたヨ。
さて、最初の目的地である和歌山県田辺市に向かうため羽田空港から乗り換えたのは横4列の小さな飛行機
きっと揺れるにちがいない・・・
と、飛行機嫌いのミセスファーマーの予想に反しフライトはいたって穏やか 離陸後間もなく眼下に富士山が
見えてきてテンションはMAXに 約1時間の空の旅を楽しむことができたのですが・・・着陸態勢に入ってから
残り10分という段階でまさかの横揺れに生きた心地がしませんでした 後で聞けば到着地の南紀白浜空港は
すぐそばにミカン畑を有する山があるため独特の気流が発生し、普段から着陸がとても難しいのだそうです
なにはともあれ無事に和歌山の地に降り立つことができました。ソテツの木が植えられていて、南国風情漂う
きれいな空港です。この景色を見ているだけで暖かさを感じますが、当日の気温は一桁台で意外にも風が
ちょっと肌寒いくらいのお天気でした
最初に向かったのは秋津野ガルテンです。廃校になった小学校の校舎をそのまま残したいと、地域住民の出資
によって設立された施設で、新しい建物も併設して現在は宿泊や研修施設として活用しています。
お昼はこちらの『農家レストラン みかん畑』で。自家栽培野菜をメインに使った、農家のお母さん達手作りの
お惣菜バイキングはとてもヘルシーでどれも美味しかったです。少し離れた場所には野菜の直売所もあるそうで、
このレストランも直売所もすべて地元の人たちで運営されています。
昼食後、元校舎の建物の方へ移動。床は木の廊下で今にも生徒が走って来そうな、なんともノスタルジックは雰囲気
です。
各教室は、中をリニューアルして地元の人達の寄り合い所として使えるようになっているところや、昔のまま机と
椅子を生かして研修や講習会などに使ったりしています。
廊下には昔の生徒達が使っていたと思われるめんこなどのオモチャや、古い道具の展示も。
こちらは地元一の特産品であるみかんの資料室です。本当に沢山の品種があるんですね~(たしか60種類位
と聞いたかな)。私たちが資料室を見学していると、こちらの施設で研修中という、みかん農家七代目(!)の
男の子が柑橘系統図を片手に色々と説明してくれました。今回はたまたま通りかかったところで私たちにつかまり、
打ち合わせもないまま質問攻めにしたというのに、親切に詳しく説明をしてくれました。さすがです
その後は田辺市観光センターへ。JRの駅前にあるのでひっきりなしに観光客の人たちがやってきます。ここの
すごいところはパンフレット類が5ヶ国語くらいに翻訳されていて、バス時刻表なども全部英訳されているのと、
案内をするスタッフも当然のように英語対応ができているということ。熊野古道が世界遺産に登録されて以来、
日本人だけでなく外国人観光客も急増したので、今回の和歌山での視察研修のアテンドをしてくださった
熊野ツーリズムビューロー が設立されて、様々なニーズに対応するようになったのだそうです。専任の国際観光
推進員を置き、外国人の目線で田舎の生活と文化や伝統的な宿などの情報を海外に向けて発信していて、
今では欧米豪を中心とした外国人の個人旅行者がここを訪れています。
観光センターを視察したあとは田辺市役所へ。会議室へ通されるとずらっと地元産の柑橘類が並べられて
いて、好きなものをどうぞということだったのでさっそく試食させてもらうことに。
ミセスファーマーは初めて見る『たまみ』という品種を選びました・・・が、結局最後には全部持って行ってくださいと
いうことで、せっかくなので皆で分けて色んな品種をいただきました。どれも甘くて本当に美味しかった~
こちらの市役所ではツーリズムビューローや市の取り組みなどについて約2時間の講習を受けました。
夜はホテルにチェックイン後に懇親会・・・まずは特産品の梅酒で乾杯がローカルルールだそう
地元の食材をふんだんに使った懐石料理が次々と出てきて、美味しいお料理に皆お酒もすすみます 現地
でも普段なかなか口に出来ないという高級魚クエの鍋もあり、最後は雑炊に プリッとした身で美味しい
翌朝、明るくなってから外の景色を初めて見たら、やはり南国リゾート地の雰囲気いっぱいでした。朝食もまた
ヘルシーなバイキングで・・・ミセスファーマーはこのほうじ茶の茶粥がとても気に入りました。地元ではよく食べ
られているそうです 朝食後はすぐに空港へ ここでミセスファーマーにハプニングが・・・新千歳空港でも
一度あったのですが、保安のところで一人だけピーピー鳴ってボディーチェックを念入りにされてしまいました
小さい空港で1箇所しかない保安検査だから他の乗客もみんながこちら見るし・・・原因はなんと、3年前に手術
して入れた人工関節です 以前はそんなに引っかからなかったんだけどな~・・・最近テロが多くなったせいで
機械の精度も上がったのかもしれないけど、やられるこっちはハズカシイ~
紀北地方に住んでいるので、秋津野ガルテンへも行きたいと思いながらまだです。
田辺など梅の産地では梅酒で乾杯が決まりになっています。
ご馳走も美味しいでしょうが、茶粥もいいでしょう。
茶粥に金山寺味噌が和歌山の定番です。
食べ物のことばかりになりましたが、研修もしっかりされたようですね。
初めての和歌山、とても良いところでした~
リンさんのところからは秋津野ガルテンまでは2時間位でしょうか?
みなべの梅は「紀州南高梅」として北海道民にはラジオの通販を通してお馴染みで、
今回柑橘類は重たくて買えなかったのですが、梅干は買い込んできましたヨ
梅酒で乾杯がお決まりというのは本当だったんですね
リンさんのコメントを読んで金山時味噌を買い忘れた事を思い出しました。
本当に美味しかったです
今回は駆け足の視察でしたが、今度はもっとゆっくり見て回りたいです