口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

のだめイッキ読み

2006-12-09 09:45:59 | 書籍/DVD/CD

久々にちょいと夜更かしして、4時就寝、10時起床。

今日は、めちゃくちゃ寒いっす。(>_<)
朝の気温は6度でしたが、お昼には5度に。


   って下がっとるやないかいっ!( ̄◇ ̄;)


仕事の方は、年末進行を目前に控え、しばし嵐の前の静けさ状態。
ってことで、ここぞとばかりに、コタツに潜り込み、
クラシックを聴きながら、昨日買ってきた『のだめカンタービレ』を読むことに。

元々、原作(漫画)を読まずにドラマを見始めたので、
買ったはいいけど、ドラマが終了してから原作を読もうか、

それとも、既にドラマで放送されたストーリーまで読んで、
その先は、ドラマを見てから読むことにしようか悩んだんですが…


   朝までかかって、全巻イッキ読みしました( ̄w ̄)ぷ


この歳になって、漫画にハマルとは思わんかったっす。


   *****


原作を読んでまず驚いたのが、初版が2002年の1月だってこと。
もちろん、雑誌(Kiss)への連載スタートはもっと前からでしょうから、
そんな昔に書き始められたストーリーだとは、まったく知りませんでした。

どのようなきっかけて、『のだめ』がドラマ化されるほどに人気となったのか、
そのあたりにも興味があります。ご存知の方、教えてください(_o_)

それと、予想以上にドラマの演出が原作に忠実だったことも驚きでした。
ドラマの方も、かなり丁寧に作っているんですね。

あと、原作者の二ノ宮知子さん、この物語を書くにあたって、
かなりしっかりした取材をやっているようですね。
原作を読んで、その点を非常に強く感じました。

ちょうど7日の朝日新聞で、この『のだめ現象』が取り上げられていて、
その記事の中でも、以下のような一文があったんです。

 84年の映画「アマデウス」のように、音楽を題材にした作品はブームを起こしても
 音楽業界からはブーイング、ということも多いが、「のだめ」はファンを自称する
 専門家が少なくないのも特徴だ。音楽評論家の畑中良輔さんも「音楽をしている人の
 感じがよく出ている」と、毎回リアルタイムでドラマを楽しむ。
 (記事の全文は、こちらのasahi.comで読めます

僕の周りで音楽をやっている人にも評判いいですし、
サウンドプロデューサーの木本泰夫さんもお気に入りのようで、
ご自身のブログでも取り上げられています(ごんどさんのコメントも注目!)。

やっぱり、そういった丁寧な仕事は、読み手に確実に伝わるんですねぇ。
自分も、もっとしっかりせねば。


   *****


…で、肝心な中身の方ですが、、、

う~む。単に笑えるだけじゃなくて、結構考えさせられるものがありますね。
特に後半。かなり深い題材を取り上げているんだなぁ、と改めて感じました。

この先、千秋とのだめがどうなっていくのか、今後の展開も興味津々ですが、
この16巻までの内容も、あと何回か、もっとじっくり読んでみたいと思います。

兎にも角にも、
『のだめ』きっかけで、いろんな新しい発見や、嬉しい出来事が起こっていて、
自分にとっては、予想以上に影響力の大きな作品であることは、間違いないようです。


のだめカンタービレ(1)/二ノ宮知子(講談社)