machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

聖地巡礼

2007-01-01 | Weblog
高二の息子と二人で韓国にある統一教会の聖地に行ってきた。
二泊三日、成田に朝8時に集合。新幹線でも間に合わないので0時過ぎの夜行列車「ムーンライトえちご」で行くことにした。時間になって加茂駅のホームに出るとアナウンスで新潟駅構内で架線事故により遅れるとのこと。寒い駅の構内で待たされる。構内には10人ほどの人がいる。見送りに来た妻の車に息子を乗せ、寒そうにしていたどこかの貧相なおばさんも乗せて待たせた。私は構内でアナウンスを待つ。「青春18キップ」で旅をするジーパンの女子高生グループは楽しそうに「しりとり」をしてキャーキャー遊んでいる。「インドカレー」のあと考えて「エスビーカレー」でなぜかつぼに嵌って笑ってしまった。

三時間半遅れの午前3時間50分にようやく出発。正常なら新宿に朝5時過ぎには着くが、何時に着くか分からない。途中停車時間を詰めてスピードを上げるのかと思ったが、むしろゆっくり走っている。ちょうど来た車掌に聞いたら雪のため速度を上げられないとのこと。このままでは100%間に合わない。わずかな可能性を掛けて新幹線に乗り換えることにする。携帯電話のインターネットで新幹線の時間を調べて高崎で乗り換える。駅のホームを息子と走り、やる気のない精算所の駅員にいらいらしながらキップを受け取りホームに着くと新潟発始発の新幹線が入ってきた。

上野に着く前に集合時間の8時は過ぎた。行くだけ行ってみよう。上野で京成に乗り換え成田空港の第二ビル駅で降りる。10時のフライトまで22分しかない。パスポートを見せたり道を聞いたり、エスカレーターを駆け上ったり、息子と二人で運動会の障害物競走のようにして息を切ってJALのチェックインカウンターに着いたのは15分前。「乗れますよ」の一言で一安心。搭乗券をもらい、胸に便名を書いたワッペンを貼り、タイトスカートとハイヒールのスタイルの良い係員の早足に案内されて、手荷物検査、イミグレを抜ける。搭乗口までの直線は動く歩道をカールルイスのような加速(のつもり)で走る。なんとか間に合った。途中バスのようでモノレールのようでもあり、ディズニーのアトラクションのような乗り物にも乗った。JALの係員さんありがとう。JAL。評判は悪いが、捨てたものじゃない。

携帯電話を出発一週間前に替えた。麻雀で少し勝ったので型落ちではあるがmovaから高性能のN902iSにした。これはそのままで国際電話も国際メールも出来る。その上、カメラも悪くない。韓国に着いて電源を入れるだけで設定されて使える。妻に電話をしてみた。よく聞こえる。すごい時代になったものだと年寄りじゃないがそう思う。

息子とは1歳から3歳までほとんど一緒に生活していない。アフリカに2年単身で行っていて大事な時期を失っていた。今回、息子と一緒に小さな危機を超えて近くなった気がする。