ホンダの車が人気があるのは、技術的に優れているからだと思う。F1の宣伝効果ではない。たとえばアコードの限界速度での安定性は他社の車と比較にならない程すばらしい。外国で盗難に合う車のトップはベンツとアコードが争っている。盗んで売れる程の価値のある車ということ。
ホンダがF1に参戦したのは1964年。前年に初めてT360というDOHC 水冷直列4気筒 4連キャブの360ccエンジンを積んだ軽トラックを発売したばかりの時からなのだから宣伝効果にしては格差がありすぎる。この軽トラを高校生の時無免許で乗って助手席の持ち主の板金屋の若い職人をカーブで震えさせた。次兄のN360を一人で砂利道で飛ばして怖くなってブレーキを踏んで田んぼに脱輪したのもこの頃のこと。ダンプで一人で引き上げた。無免許運転で独学で運転を憶えたので教習所には行かないで一発試験で合格した。
1967年のイタリアGPで優勝したマシンをその年、コンテッサ1300で長兄に連れられて東京晴海のモーターショーで見たことがある。それ以前からホンダは二輪で世界で闘っていた。本田宗一郎の動機は技術の開発であり、宣伝効果を狙ったものではない。彼はスーパーカブをデザインした天才技術者であって天才営業マンではない。結果的に宣伝効果はあったがトヨタとは動機が違う。
今のF1は興業面ばかり優先していて、技術的な面白みがない。制約が多くて自由なデザインが許されなくなっている。昔は六輪車やグランドイフェクトの導入など新しい技術がどんどん出てきていた。チャップマンのような面白い設計者もいた。
ドライバーも個性的だった。セナ・プロスト・マンセル・ピケの時代は面白かった。ジムクラーク、グラハムヒル、ヨッヘンリント。ジャッキーイクス、マリオアンドレッティー、カルロスロイテマン、パトリックディパイユなんて名前も思い出す。中高生の時以来40年のF1ファン。
一度だけF1を生で見たことがある。1991年のドイツGP。マンセルがウイリアムズで優勝し、マクラーレンのセナが2位だった。
ホンダが連戦連勝の後F1参戦を一時休止した時、持てる技術の全てを公開してしまった。結果F1のエンジン技術は大幅に飛躍し特にフェラーリのエンジンは良くなった。再度ホンダが参戦したときにはアドバンテージはなくなっていた上に、シャーシを自社で作るようになり、その技術が追いつかなかったように思う。シャーシ造りはヨーロッパにはかなわない。
ホンダがシャーシ造りの技術開発のために少ない費用でF1に参戦するなら良いが、車の販売のための宣伝効果を狙った参戦なら大反対だ。
世の中の為に効率的に金を使うなら、ホンダは未来の為の技術研究に重点を置けばよい。技術的に得るものが少なくなり面白みもなくなったF1からの撤退は大賛成である。本田技術研究所じゃないか。
ホンダがF1に参戦したのは1964年。前年に初めてT360というDOHC 水冷直列4気筒 4連キャブの360ccエンジンを積んだ軽トラックを発売したばかりの時からなのだから宣伝効果にしては格差がありすぎる。この軽トラを高校生の時無免許で乗って助手席の持ち主の板金屋の若い職人をカーブで震えさせた。次兄のN360を一人で砂利道で飛ばして怖くなってブレーキを踏んで田んぼに脱輪したのもこの頃のこと。ダンプで一人で引き上げた。無免許運転で独学で運転を憶えたので教習所には行かないで一発試験で合格した。
1967年のイタリアGPで優勝したマシンをその年、コンテッサ1300で長兄に連れられて東京晴海のモーターショーで見たことがある。それ以前からホンダは二輪で世界で闘っていた。本田宗一郎の動機は技術の開発であり、宣伝効果を狙ったものではない。彼はスーパーカブをデザインした天才技術者であって天才営業マンではない。結果的に宣伝効果はあったがトヨタとは動機が違う。
今のF1は興業面ばかり優先していて、技術的な面白みがない。制約が多くて自由なデザインが許されなくなっている。昔は六輪車やグランドイフェクトの導入など新しい技術がどんどん出てきていた。チャップマンのような面白い設計者もいた。
ドライバーも個性的だった。セナ・プロスト・マンセル・ピケの時代は面白かった。ジムクラーク、グラハムヒル、ヨッヘンリント。ジャッキーイクス、マリオアンドレッティー、カルロスロイテマン、パトリックディパイユなんて名前も思い出す。中高生の時以来40年のF1ファン。
一度だけF1を生で見たことがある。1991年のドイツGP。マンセルがウイリアムズで優勝し、マクラーレンのセナが2位だった。
ホンダが連戦連勝の後F1参戦を一時休止した時、持てる技術の全てを公開してしまった。結果F1のエンジン技術は大幅に飛躍し特にフェラーリのエンジンは良くなった。再度ホンダが参戦したときにはアドバンテージはなくなっていた上に、シャーシを自社で作るようになり、その技術が追いつかなかったように思う。シャーシ造りはヨーロッパにはかなわない。
ホンダがシャーシ造りの技術開発のために少ない費用でF1に参戦するなら良いが、車の販売のための宣伝効果を狙った参戦なら大反対だ。
世の中の為に効率的に金を使うなら、ホンダは未来の為の技術研究に重点を置けばよい。技術的に得るものが少なくなり面白みもなくなったF1からの撤退は大賛成である。本田技術研究所じゃないか。
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