国土交通省は2021年12月2日、日本に到着する国際線新規予約受け付けを再開すると発表した。
新型コロナウイルスの「オミクロン株」の水際対策として航空各社に求めた 一律の停止要請をわずか3日で一転して撤回、邦人の帰国需要に対応する。
国交省は「停止要請は航空局の独自判断だった」とし、斉藤鉄夫国交相や首相官邸へも事後報告だった。感染拡大を防ぐ根幹の水際対策が迷走。年末年始は帰国者が多く、邦人入国を巡って混乱が続く可能性もある。
斉藤氏は省内での取材に「国民生活に大きな影響を与え、国交省の責任者として大変申し訳ない」と陳謝。航空局に政府内の情報共有の在り方を改善するよう指示した