B2B旅行社に営業の方から、この数ケ月、マレーシア航空の運休での事務処理がいやに多くて困っていますと、意見交換した折に、お話を伺いましたが、以下の内容でのマレーシア航空社のお詫びで、その理由が判りました
特定の航空機製造メーカーでの、度重なる、組み立て時の経験不足労働者での取り付けミスや納入先の部材メーカーの本来納入すべき基準に満たない部材の納入から来る、事故で、どうやら同社の運航に支障をきたしていると言う事だったんですね
マレーシア航空グループ 運航の安定確保を最優先
2024年8月29日 KLIA
マレーシア航空グループ(MAG)は現在、安全で信頼性の高い運航の確保と安定化に向けて、最 善を尽くしております。CAAM からの最新の指示に先立ち、MAG は安全で信頼性の高い運航を確保 するため、一時的にキャパシティを削減する措置を講じてまいりました。
大変難しい決断ではありましたが、私たちの焦点は、お客様を第一に考え、信頼できるフライトス ケジュールを確実に提供し、今後も最高の顧客体験をお約束することです。縮小されるネットワーク は、マレーシア国内、東南アジア、北アジア、オーストラリア、ニュージーランド、中国、南アジ ア、中東におけるマレーシア航空、ファイアフライ、アマルの路線を対象としており、当グループの 運航能力の 20%に及びます。
世界的に航空会社のキャパシティが回復し平常化する中、私たちはサプライチェーンの混乱などパ ンデミック後の課題を軽減するため、積極的にスケジュールを管理してまいりました。また、サプラ イチェーンのサポートのスピードを考慮し、慎重にキャパシティを回復させる決断を下しました。
これは、航空機・部品メーカー(OEM)によるスペアパーツの生産に遅れをもたらしている、資 源不足による世界的な不足も一因となっております。このため、エンジンのオーバーホールや修理の 納期が長くなり、これらを外部のパートナーに依頼している MAG の機材を含め、運航に必要なエン ジンが不足する結果となっております。MAG は、高コストによる財務的影響があるながらも、内部 と外部の両方で管理し、整備作業の質を維持してまいりました。
同時に、私たちは当局や OEM を含む関係者と緊密に協力し、運航上の課題に効果的に対処し、適 切かつ高品質のスペアパーツと堅固な航空機整備プログラムを含むスペアパーツの、タイムリーで信 頼性の高い納入を確保しております。
さらに、世界的な部品不足は、新規発注航空機の納期に影響を及ぼし、その結果、機材計画にも影 響を及ぼしています。2024 年までに、MAG は機材刷新プログラムの一環として、17 機の最新鋭機 材を発注し、さらなる成長に向けて準備を進めてまいりました。しかしながら現在までに MAG が受 領したのは、2024 年までの納入を予定していた 13 機のうち、ボーイング 737-8 型機 4 機のみとな っております。A330neo については、MAG は 4 機を受領する予定でしたが、エアバスによると年内 に 3 機を受領する見込みとなっております。
MAG は、国内外の新しい MRO 企業がマレーシア市場に参入してきたため、熟練した労働力の減 少にも直面してまいりました。これに対処するため、私たちはパートナーと協力して人員を増強し、熟練した技術者を増員しております。また、MAG の強力な人材パイプラインを維持するため、報酬 パッケージの改善を行いました。
このような事態を招き、皆様に大変なご不便をおかけしていることをお詫び申し上げます。MAG は現在、フライトの振り替えや全額払い戻しなどの対応をさせていただくべく、真摯に取り組んでお ります。グローバル・コンタクト・センターへのアクセスが集中しておりますため、ご利用のお客様 には、より迅速な対応とフライト状況の確認のため、弊社ウェブサイトの「予約の管理」機能をあわ せてご利用いただくようお願いいたします。
このたびの判断は、大変困難なものではありますが、今後の安全で信頼性の高い運航を確保するた めに必要なものであることを改めてお伝えさせていただきます。この問題が解決するまでの間、ご不 便をおかけしますことを衷心より深くお詫び申し上げます。今後皆様により良いサービスを提供できるよう、社員一丸となり取り組んでまいります。
イズハム・イスマイル
マレーシア航空グループ最高経営責任者
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