『めじろ』という中華そば屋さんに。
広島県では名が轟いていた『すずめ』というラーメン名店があったようである。
読んだタウン情報誌の話では、なつかしさのあるお味とか。
「めじろ」は、何店か存在するその懐かしいラーメン系譜のお店らしい。
つまり、『すずめ』系。
へー、こう見えてもムシマルは、『雀(ラーメンズ公演のやつ)』をVHSが擦り切れるくらい見たのだ。
行っちゃらいでか。
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で、『めじろ』到着。
川沿いにあり、あとこの同じ川沿いにはラーメン屋さんが2軒あり、隠れているんだか隠れていないんだかラーメンの激戦区のような、気がした。
なにしろまだまだ門外漢なものでな。
内。
カウンター席とテーブル席、壁上部にテレビ、マンガとラーメン情報誌(一冊取ってみたものには『めじろ』が載っていた)、なんともオーソドックスシンプル。
中華そば めじろ
http://www.hiroshima-mejiro.com/
店名 | 中華そば めじろ |
最寄り駅 | 〒733-0032 広島県広島市西区東観音町1-2 |
電話番号 | 082-292-4596 |
営業時間 | 11:30~21:00(スープがなくなり次第終了) |
定休日 | 無休 |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | 4台完備 |
おお、シンプルでテンプルな中華そば一択。いや微妙に変化があって3種。
(3種といっても、基本はひとつで、あとは風味を濃くするバリエーション。
ここは、基本を王道を)
「昔ながらの中華そばの、大盛りをー」
注文完了。
トイレに行っている間に、きていた。
あと、中華そば以外にはおにぎりやおいなりさんが1パック100円で置いてあり、うどん屋さんっぽいスタイル。
大盛りは、こんなだ。器に9分2厘満ちて入っている。
見た目は、なんというか普通か、普通より濁っている。
醤油とんこつだと、読んだラーメン情報誌には書いてあった。
醤油とんこつ、高知ではそんなに馴染みがないというか、馴染みは出てきたけれども後発ラーメン、いわばジェネリックラーメンの部類だった。
今すごく言葉のチョイスを間違えている自覚はある。
気にしない。
(ムシマルが子供の頃知っていたラーメン屋さんは『豚太郎』で、しょうゆとか味噌だった気がする。)
広島は、昔から醤油とんこつなんて言うちょっとハイブリット入っているラーメンが隆盛をふるっていたのだなー、さすがだとか思ったり思わなかったりしている。
ハ!回想と考察している場合ではない。
食べねば。
長くて、細いんでらっしゃるんですねー。
ずるるるる。
あ、鼻にこってりした香りが残る。
でも終わりにはあっさりと優しい後味。
ベートーベン『運命』の第一楽章のような、奔流がぐわっときて次にさっぱりとつなぐみたいな感じ。
ムシマルは適当に言っております。
濃いんだけれども力でねじ伏せずにくすぐりにくるという、一番怖いやつ!
ラオウにコチョコチョされるシーンを想像するだけでムシマルは鳥肌と逆鱗とサブいぼと玉の汗が逆立つ。
日本語のおかしさなんて、へいちゃらだい。
食べる。
ネギとモヤシとチャーシュー。
チャーシューは4枚もある。
薄さがあって脂は少なめ。
だから食いちぎる満足感。
ムシマルは一枚しかない厚い肉よりも、4枚分の薄い肉の方が好きです、長く楽しもうとする人間の情熱を感じるからです。
スープ。
スープは、いけない脂ぞなもし。
中毒性がある。濃すぎないから中毒性があるのに、ためらわず深みにはまる。
味を変化するものは、コショウのみ。
お好み焼きの味変にニンニクパウダーとか一味唐辛子とか多種ある店もあるご時世に、いさぎいいというか懐かしいスタイルというか。
こういうところもなんというか渋い。
もしトッピング可能なんだったら、生卵入れてご飯入れたい。
ムシマルが本当にラーメン汁をぞうすいっぽくするのに躊躇なき人であれば、あるいはピッコロ大魔王であれば口から生卵を出してどんぶりに入れたかもしれない。
本当に、ムシマルは、ピッコロ大魔王でなくてよかった。
神と分かたれた悪の化身でなくてよかった。
700円。
〆にはちょっと満足感とボリュームが濃くないか?広島県民は別段〆で食べているのではないのか?
満足したからお金を払って帰る。
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