2020年5月来訪。
春はあけぼの。
5月には桜も散り、緑緑しい感じの色合いの、南国市のとある一角。
熊野神社に到着。
車での整備工場に、南に駐車場があるとかないとか表示案内が新たに出ていた。
行ってないのでよくわからない。
別に駐車場ができている?かも。
事前に電話予約していたおかげでスムースに購入できた。
入口に、手洗いアルコールあり。
店内奥を見やると紙袋がいっぱいあった、
その数だけお客さんが来られるのであろうなあ、星座の数だけ神話があるようなものだ。
「サンドBOX800円ですね、はい」
ニッコニコで購入終了。
車で帰る。
家に。
お家で踊ろう。嘘、食べよう。
開いてみたら玉手箱もかくやという有様。
そして、検分及び実食の時へ。そして伝説へ。
サンドイッチ。
じゃないやフォカッチャだったっけ。
ハーフ&ハーフといいながら、一つ一つがセルジュニアくらいの実力を持っている。
【エビと卵のフォカッチャ】
エビが入ってる、プリプリという言葉が擬形化してしまったようなツヤ。
ペッパーがダイレクトに食指をそそる。
誰か伝えてほしい、
旨みがきっと溢れてくる、ムシマルはここで溢れるそれを受け止める役割だと、ここで踏みとどまるのできみたちは先に行けと。
行ったー。
パン部分は安くない香ばしさと歯ごたえ。
パリパリと、猛威を振るう時のビーバーになってしまった気がする。
ムシマルをビーバーにするとはなかなかだ。
もう溢れ出した熱いタマゴがもつれた旨解き放ってトゥナイツしてしまう。
ムシマルがこけてセメントに顔及び歯を強打して2週間以内でなければもっと美味しく感じたであろう。
じゅうぶん美味しく感じた、だからムシマル側の不備がなければ、受け手側がロスなく受け止めていれば、そういう意味だ。
減ぜられた分を仮想的に足していくと、100を超しそう。何らかの旨さゲージが。
タマゴの香り。
ぷかぷかと浮かんでいるような、でも急に引き込まれる離岸流のような良さ。
つまりはこの、食べる手前でもう満足感があるんだな‥‥。
最悪食べられなくても満ち足りそうな外観と香りと感触の冴え。
5感のうち3感を支配した3冠王、過半数を取ったいわば与党にもう陥落。
ムシマルのなかで起こったことはシンプルで、ただ貪っていただけだった。
そしてもう一つ、
【生ハムとモッツァレラチーズのフォカッチャ】
現代科学の粋、電子レンジを使う。
チーズが見て、見て観てみて、視て。
メルト性が大である。
多大で、強大で、強靭。
がじがじ。
鼻がなぶられ続けている、鼻という密室の中で犯人であるモッツァレラが通り過ぎていく。鼻に抜ける。
生ハムはサブというかガッツ持ちみたいにしぶとく美味しさの爪痕を残す。
民家カフェって優しい味付けが多いのですが、ここのはメリハリが切った張ったされていてそのハキハキした旨さも惹かれる、惹かれ続ける。
【玄一おじいちゃんの特製サラダ】
サラダもおいしい。
トマトの奥に、マカロニサラダ。
このサラダも玄一おじいちゃんの特製サラダか?
「玄一おじいちゃんの特製サラダ」は、わかんないですが野菜作りから始めてそうでございます。
うーん、コッテリは言い過ぎだけどパンチが十分にジャックデンプシー並みにあるフォカッチャにサラダが付くことで、魂のサークルが閉じるように完成された!
お外で食べたいな!
食べきるのが惜しい、悔やむ。俺の胃袋はいつも大事なものを消化してしまう。
最後の一口は、ちょっと悲しい。
平常時でも年1回2回くらいしか行っていないので、もっと行きたい気はしている。
生来の不精が邪魔をしてfacebookをチェックするのが億劫である、がんばれムシマルこれからの食いしん坊はまめなアンテナと予約だ。
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