ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

高知市『草や』テイクアウト・・・晩酌セットは優勝を狙えるチームに仕上がってました!

2022年02月23日 19時30分25秒 | 高知県のテイクアウト(甘いもの以外)

もう、あれは一年以上前のことになるのか‥‥‥‥‥。

草やさんに訪問してテイクアウト。

事前電話も忘れずに。

※2022年現在は事情が違うかもしれません。


草や

〒780-0862 高知県高知市鷹匠町2丁目1−41

088-855-3436

★おひる火水木11:30~13:30★夜17:30〜21 :00 (現在営業時間短縮中)

日祝定休

草やのお持ち帰り (kusaya-kochi.com)

和食 | 草や | 高知県(からだがほっとするごはん処) (kusaya-kochi.com)


 

2月12日(土)~3月6日(日)
【まん延防止等重点措置による時短要請】に伴いディナー営業時間を変更いたします。

【営業時間20時まで酒類ご提供無し】
ご予約の無い場合にはお休みとします。
テイクアウトは前日までのご予約にて引き続き承ります。余裕をもってお問い合わせ下さいませ。

前日迄のご予約
・季節の晩ごはんお弁当(1,500円)
・手づくり餃子冷凍4個(600円)
その他通常店内メニューのご要望も可能な限り承ります。

19日(土)18時以降お渡し
限定数にてお寿司ご予約承ります。
・ファームベジコさんの胡瓜と土佐ジロー玉子とかんぴょう巻  1,000円
・須崎直送鰹の土佐巻 1,600円

 

prrrrrr。かくかくしかじか。ムシマルは晩酌セットしたいです。

「晩酌セットは3000円くらいです」

けっこうしますね。

「お刺身が入っていますので、また、魚の種類も仕入れ等で変わってきますのでお値段が当日に少し変動する可能性があります」

いいよ。いいですよ。ムシマルは草やさん晩酌セットに飢えている。

 

今回は世によくある「自分へのご褒美」。

 

特に今回のは、一年間生き延びたお祝いであった(訪問は2020年12月)。

県庁や高知市役所からあんまり離れていないところに、こんな侘び寂びの場所があるのだ。

コロナ対策実施中。

 

畳と消毒スプレーの取り合わせ。

 

行くと、準備してくれている。

きびきびした所作。思わず賜りますと言いそうになったのです。

3,200円払う。

あ、2段だ。お重?お弁当箱2段重ねでくださった。

2段とは思ってなかったな。

食べきれるだろうか。ううん、きっとできる!

だってムシマルは、自分を信じているから!

フェイスレスみたいに笑う。

 

かえって開放する、ソーレ卍解。

「季節の晩酌セット」

季節の晩酌セット

お品書き付き。

・里芋の煮物

・ピーマンの味噌炒め

・小松菜のおひたし

・コリンキーの酢物

・四万十鶏の醤油糀焼き

・コウロウの唐揚げトマトソースがけ

・お刺身(ヨコ・アジ)

・窪川ポークのももハム

・豆腐の梅酢漬け

・お漬物

 

夢なの?これはムシマルが夜明け前に見ている脳内の劇場?

いいやリアルだった!日本酒に合わそうという夢を乗せたムシマル達の新幹線ちきゅう号。

いいですねえそそりますねえ。

 

醤油とワサビと日本酒とをかまえる。

もう、「呑み」でしか満たされない栄養素がある・・・・・。

仮面を剝ぐようにふたを開けると凛とした紅葉とともにおつまみの軍勢。

ムシマルはこれをヴァイザード(仮面の軍勢)と名付けた。人の晩酌セットに勝手に名前を付けた咎でムシマルはいつか没するであろう。

 

いや、これがもう・・・一年生きた区切りにふさわしいというか、むしろムシマルに過ぎたるものが二つある。

 

「草や晩酌セット」と「いとをかし(日本酒・高木酒造)」。

ファーストインプレッションは野菜も多めで肉もお刺身もあるバラエティセット。緑、桃色、黄色、白、橙とカラフル。

栄養素はきっときっちりした桶の形をしている。

 

 

どうしようかな、まずは手始めに、お前だー。

鮮度を気にしてお刺身から。

・ヨコとアジ

ヨコとはヨコスジフエダイのことらしい、鯛の一種?

※ではなくてマグロの幼魚のことで赤い方みたいです、コメントで教えていただきました。

フクスケさん「少し気になったのですが、ヨコは写真で見たところマグロの幼魚のことではないかと思われますが。ムシマルさんが、アジとしている魚です。」

炙ってくれてある。いい仕事していますねー古美術みたいに扱う。

 

もぐもぐ。

歯ごたえがすごい。

ビクビクの、肌に張りがあり、弾力がもう、電池ボックスの単三電池を押さえるバネ部分ぐらいグビグビしている。

この段階で、初回お刺身でもう共学だ。間違えていた、驚愕だ。

テイクアウトでお刺身でこのレベル。すご。

 

 

思わず酒が進む、アクセル全開でな!言うてムシマルはあんまりごくごく吞むタイプの酒飲みではない。

あわせたお酒は「いとをかし」、こちらはCEL-24という酵母のお酒

ムシマルはこの酵母のファンでな。いろんなメーカーさんがCEL24で出しているので、みんな試してみるといいよ。

 

ちびちび。

甘く南国の花が咲いたみたいに華やかである。

 

高木酒造さん。

日本酒一気飲み大会こと、高知が誇る「どろめ祭り」のお酒を提供してくれていることで有名な酒蔵さん(名探偵コナンに出てくる高木刑事と同じ名前だと覚えてほしい)。

純米吟醸 いとをかし 生酒|高木酒造株式会社 (toyonoume.com)

あー、もうこれでフィニッシュだっていいよ。開幕フィニッシュ。

 

で、こちらは?

・豆腐の梅酢漬け

これはまた技術とエレクトロニクスの産物のような。

あー品が良い。

「涙ごはん」(by柴田淳)のメロディが急に溢れて流れてきた口内。

 

ムシマルが2019年くらいから気づきだしたことですが、

いい晩酌セットは酸味がほど良く使われている」説。

これもビールか日本酒かまたは焼酎かで最適は変わりうるんですが、少なくともムシマルと日本酒を組み合わせたときに、酸い味はバッチ来いというキャッチャーというか女房役です。

 

豆腐が何やら漬かったせいか、ツルツルせずにふもっふとした食感で、まこれが、しゅんと小袖を薄く引っ張られるような促進効果。

あー鼻腔をくすぐるようー。

豆腐の食感は残っている。忘れられずに残り続けるであろう。

 

 

日本酒スレイヤーだと思いながら、続く一手は

アジヨコ刺身

血生臭さがないのに、潤いがある。

理想に燃える無血革命家みたいに冷徹に美味しい。

臭いわけではないけれど、浸るように艶めかしい。するり。

 

(冬のテイクアウトでよかった!夏に大した配慮なしのムシマル搬送で持って帰ってたら、家に着いた時にこの心地よさが味わえるかというとわかんないからな)

こくこくと日本酒を口に含んでいく。

こんなに冷たいのにどこか遠くないところが燃えているみたい。

違う星の物理法則みたいに冷えていることと冷やされて気持ちいい。

 

・四万十鶏の醤油糀焼き

糀のうまさは、ピンポイントではムシマル舌ではわからないが、何か含みがある旨さになってる。

お味はそんな濃くないのに満足できるの、少量で満足感があるの、きっと糀のせい、酒が進むの。怖いよ。

メインになるのか、鶏の軽さがあるけれど全体の中では味付けがしっかりしている。

糀(こうじ)味付けのやつ、久しぶりに頂きました。

一時期すごい塩麹ブームが来ててでもそれは去って今はだからなんだか落ち着いちゃってだから効能を浮かれた上方表示で見ずにしっかりとわかる人がわかる感じで調味しているのではないか、そう思いながら食べるとおいしい。

何も考えなくてもおいしいまま。この後何も考えられなくなるよ。愉しみだね。

 

・小松菜のおひたし

野球チームでいうと守備のうまい選手!

こういう副菜があるおかげで安心して迂闊に肉や酒に手を出せる。野菜摂ってるからバランス取れている理論。

栄養バランスいいからノーカロリー。

つまりは酒池肉林促進装置

いやでも関係なく美味しい。

 

 

酒ぇ。もう酒ぇ。

 

 

 

・コウロウの唐揚げトマトソースがけ

 詰物内に和テイストが強い中で、これだけ洋感が強い、いや中華っぽいのかな?

 コウロウは馴染み少ないお魚ですが、淡白なたぶん白身魚で、トマトソースによく染まる。

 

 

 全身に俄然、力が

 漲ってきたっ!

 

酒が良い感じで入ってきて、もうどうにも止まらないモードに移行したのでしたこの時。

 

・窪川ポークのももハム

マスタードでいただく。

ああ!歌劇が始まりそうなオクターブ、ビブラート。なんか遠くまで届く味。

伸びゆく味。

何かを解決するには、このような味が必要かもしれない(抽象的)。

味の強さをマスタードに委託していて、豚肉の味付け次第でなんかいろいろ千変万化にうまいんだろうけどほかの品目との兼ね合い的に、今日は粒入り西洋辛子に答えを見出すそこにある。

逸脱しすぎない刺激。

このお肉ばっかりは、ワインとかもええかもしれんねえ。

 

・里芋の煮物

 品が良いお味。肌理が細かい沁みだしていく味わい。

 

・ピーマンの味噌炒め

これは好き、いい意味でやばい。単体でお酒のアテとなりうる。

ムシマルにとっての無限ピーマン。「酒滅のヤバい 無限ピーマン編」ロングランヒット。

また偏った味付けじゃあないんですね。味噌で塗りつぶさずに、ピーマンのマンピーの風味もちゃんと出てる。

これだけだったらほんとにヘルシー酒のアテまじハマりランキングに君臨しそう。

 

 

 

・コリンキーの酢物

歳を経て香の物がめっちゃおいしく感じます。

「コリンキー酢の物」のおいしさの秘密は、教えてあげないよ(小気味いい歯切れの良さ)。

コリンキー自体、うちよう知らんわっていう食材ですが、タケノコに近い見た目からくるタケノコよりもいいかもしれない噛みよさ。

こっそり功労者賞とかゴールデングローブ賞を取りそうに美味しい。

 

 

では総括。

よかったものベスト3を挙げよう。

ヨコアジ炙り刺身

〇コリンキー酢の物

〇窪川ポークハム

次点でピーマン。

みんなよくて悩みますが、あえて言えばこれ達です。

 

いやー日本酒2杯いただきましたよ。

完食。日本酒も湯飲み2杯行きました。

 

たまの贅沢にはこういうのもいい。
ご飯なしでこれと酒だけでお腹とても一杯になった、しばらく動きたくないモードまで達した。
2割くらい量とサイズをダウンスケールしてくれたらちょうどかも。
 
 
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