高知よりちょっと手前のPAでムシマルがハンドリングをして進む。
「高知までの高速道路にトンネルが多くてねー」
と、高知県あるある「山林率が高いからトンネルと坂道が多い」なんぞを話しながら進む。
進んでいるのだ。
たしか大豊くらいまでに20ほどのトンネルがありトンネル祭りであるのだ。
トンネル好きにはたまらないであろう、トンネル好きってそれほど率いなさそうであるが。
高知県到着。
南国ICで下りる。12時ちょっと。
ここまでで高速代は8,000円くらい。軽といえど、ETC割引がなければこんなものかしら。
南国市で下りたのにはわけがある。
Aさんが行きたいところは「龍河洞」であったのだ。
最寄りICは南国。そこから車で30分程度なのだった。
「お昼はムシマルさんのおすすめで決めちゃってください」とAさんSさん。
ええっと、そうか。
そうはいっても龍河洞からあんまり遠くはダメだから、高知市東部香南市南国市香美市あたりが候補地か。
地元民の意地、カンピューターで弾きだす。
(この後は、夜は高知の人と飲み会。
つまりそこで高知県が誇るおさかな料理は出るであろう。もてなしはグルメなN課長であることだし。
-------だからこの昼ご飯では高知県色をそれほど気にしなくてもいい、はずである。
純粋にムシマル好きのする店、この辺で)
(香南市のパスタなところ、南国市のアジア料理の店、土佐大津のラーメン屋、うーん)
あ、ここにしよう。
あけぼの街道をぐいっと曲がり、先のなさそうな路地に入ってSさんAさんはハテナ顔。
こんなところに?という表情が透けて見える、煤けて見えるぜ。
しかし、ここは。
景福宮(キョンボックン)
店舗名 | 韓国料理 景福宮(キョンボックン) |
---|---|
電話番号 | 088-855-6735 |
店舗住所 | 〒783-0026 高知県南国市上末松316 |
アクセス | JR土佐長岡駅より徒歩3分 |
営業時間 | 【ランチ】11:30~16:00(L.O.15:00) 【ディナー(金土日のみ)】 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 水曜日 |
A&S両名にはお伝えしていなかったが、
『高知総選挙2016』という高知県民がおすすめ店を投票する制度イベントで堂々入賞を果たした、
もっと言えば物部川らへん部門(この辺りの地域)の1位だったような気がする名店。
あと入口の黒板に「本日のチヂミ:柿チヂミ」と書いてあって騒然となる。柿?
というあたりでムシマル達の番になり案内される。
ここ景福宮の(ムシマル勘案の)特長を紹介すると。
1.南国市やらこの辺りには少ない珍しい韓国料理屋さんという立ち位置。
2.和古民家を韓国風にしたオシャレというか独特な感じになったお店雰囲気。
3.お料理いろいろ選べつつ、さらにランチにはお惣菜バイキングも付くというサービス。
あと高知市からでも30分程度、お味も良い感じという、いろんな側面でよさげなところであるのだ。
「おまかせ石焼ビビンバ定食を人数分と、柿チヂミをひとつ。」
そういうことで着席して、まずはバイキングお惣菜をいただく。
柿キムチなんてものが!
この日はもう、柿尽くしなのかよ、そうなのかよって。
カクテキにナスひき肉炒めに、インゲン胡麻和えに、おイモ揚げに、チャプチェ。
なぜか、ちくきゅう(ちくわキュウリ)も置いてある。韓国料理ってわけではないのか?
お芋が甘くてよいのです。
それでは、ムシマルの1ターン目。
「ここのチャプチェだけで大量に食べられますね」チャプチェが好評です。高評価です。
そして問題作「柿キムチ」。
こんな季節の果物をあれするのか?キムチするか普通?って思ったけれど、
考えてみたらジャポンでも瓜の漬物なんかがあるし、有りうるのか有りうってしまうのかとぱくり。
ああ甘い。のあとに辛さ。
完全に二段階甘辛。完全に甘さが先で辛さが後。
こちらには卵が先かニワトリが先かのような惑いは生じない。
そう言えば柿って酸っぱさ成分がないのではなかったか?うろ覚えだが。
そういうのもあってとろっとした熟された甘さが舌に来て、そのあとでカプサイシン系のあの辛さが(急ではなく)来る。
これは有りか無しかでいうとあり。
カクテキよりもムシマルの好みに合うのであった。
白ご飯おかずには合わないかもしれないけれど。
チャプチェも甘辛いんだよなあ。こちらは甘さがちょっと辛さよりも強い。
香ばしさもあって、こちらはじゅうぶん白米キラーのコンテンツを張れる。
そしてムシマルはトッポギが好き。
もにゅもにゅっとしているので、後でお腹張るんだろうなと思いながらついついいっぱい食べてしまう。
これも甘辛い!甘辛いものばっかりじゃないか!
トッポギって、お餅とか白玉みたいなもんであろう。
こういうのをいただいてみると、キムチ味のお雑煮とかもありなんじゃないかと可能性を感じてしまう。
異邦の料理で我が国の料理を再構成してみたくなる意欲。
外国料理にはそういう意欲促進の魅力があるです。
後編に続く。
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