伊尾木駅、安芸市のちょっと東部の駅だ。
市街地を離れるか離れないか、アズスーンアズみたいな距離感。
そこに、降り立つ。
ガンダムではない、ムシマル大地に立つ。
で、こっから10分くらい?そんなにもかかってない気がする。
東に歩いてまっすぐ到着。
「シェ・ヌー」という風に読むらしい。
スープカレー&カフェ chez nous(シェ・ヌー)
open 11:00
close 16:00(オーダーストップ15:30)
定休日 日曜日
安芸市下山1626番地1(安岡重機内)
TEL0887-34-3666 MAP(場所の案内)
http://www.yasuoka-j.co.jp/chez_nous.html
車で横の道を通るときに「スープカレーの店」という看板は都度都度目に留まっていたので、
スープカレーの店なんだなーっていう情報だけはあった。
なかなかでも。
ここで立ち寄れない、機会がないというか、
安芸市でご飯をってときは市街地が多いし、遠くを目指しているときはもっと先の目的地で食べてしまう。
ムシマル的にはたすき的長さのポジションだったのだ。
でも今日は、伊尾木駅へ汽車で来たらもうここが目的地だ!ドララララァー!!っていうテンション。
予想の3倍くらいオシャレな感じ。
もう入り口から!入る前からオシャレ!
店頭にお遍路さん休憩場所みたいに構えているのも敷居低くしてくれていて、こんなに瀟洒だとは気づかせなかったね。
入店し、一人だと伝える。
アルコール手洗い。
コロナ対策としてはアルコール手洗い・マスク励行・席数を多分少なくされて距離を取ってる。
多分というのは初めて行くから。
門は開かれ、自然に覆われたちっちゃな森から隔てた堅朗へ。
着席。
メニューを検討。
しかし。
これはな、こればっかりはな。
スープカレー自体がまだまだ食歴が浅いムシマル。
メニュー選定に時間がかかりそう。
チャーシュー入りカレー・・・気になる。
キノコとベーコン・・・そもそもの好物が合わさった、そしてピザ具材でもよく見る間違いないペア。
キーマスープカレー・・・見逃してたけどなんぞ?キーマってドライカレーに近いやつだったような、なんぞ?
キーマカレーにはタマゴ投入可能。これも惹かれる。
野蛮のプリンスみたいで、B級な正当後継者だなあ・・・温玉や半熟卵が乗るともうそれだけで絵面が持つ!
スープカレーの店だからと完全にノーマークでしたがスープカレー以外も。
オムライス、・・・石焼チーズオムライス!?
チゲライスにチャーシュー丼、グリルチキン。
あとカフェらしくドリンクバーにケーキもある。
「決まられましたか?」
すいませんまだです!
けっこう時間が経ってしまっている!
同タイミングぐらいに入店した方はすでにご発注されているようで。
んふふふふふふ。よし。
よーしいよいよ注文。
実は、口がインドの口、いやさカレーの口になっていたのです。
北海道の口かも。
今日はオムライスではない。
有栖川有栖『インド俱楽部の謎』を読み途中だから。
作中でも主人公たちがカレーを食べるシーンがあるのです。
あと「カレー友達」って言うシーンも。名シーンなんだから。
来た。
グツグツのグツ!沸騰している。
すんすん。
どこか匂う・・・・ニラが今まさに煮えたぎる匂いだ。
注文したのは「ニラと親鳥のスープカレー」
もうわかる、野菜充実。
糸唐辛子か。
辛いのかな。
はくふ。
アッツい!アイヤー!!
無理じゃないか食べるのこれ。
金属スプーンだと比熱の具合がすごく、木のスプーンじゃないと焼ききたっちまう。
ムシマルタンの煮込みができてしまう。
知らなかった、ご飯に入れることが相対的に冷ますことにつながるなんて。
冷めてはないけれど、100℃から78℃くらいになった気がする。
食べる、カレーの香り、味わいにはニラが混じる。
すくってもすくってもニラ。
辛さは、そこまでない、
でもスープの熱量がすごく喉に胸に肺腑に来る。
情熱的で、でもラテンじゃなくて牧歌的。
野生な感じがある、
ニラを噛んだら野趣あふれんばかり、涙もちょちょぎれんばかり。
吐く息が燃え上がりそう。
ムシマルは雛鳥よりも親鳥が好きで、
骨付き鶏も親鳥注文率が実に8割。
(もっとでかくてもいい)サイズ。
しかしこの大きさでも、満足感ある歯ごたえ。
美味なるものには音があるというが、
こいつはインアサイレントウェイ!!
熱の中でさらに生き生きと。
さらまんどらサラマンドラ火の中の竜、そんなうまさ。
冬近い木枯らし吹く頃に、お腹が聖痕を刻まれそうに暖かい。
ポカポカする、
レジにはシフォンケーキ売っていた!
型崩れはお得料金なのです。
このサイズでこのお値段・・・・安い、ヤバない?
思わず二度見。
ただこの後に伊尾木洞へ行くので(時系列的には前回記事が後)、買わずにお会計して出る。
庭がいい庭ですねえ。
花は桜木、池には金魚。
桜かどうかは正直秋に見ても全然わからないのです。
庭好いわぁ、庭には庭の親鳥がいたらいいなあ。
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