花と野菜とスケッチブック

春夏秋冬・花と野菜とスケッチとそして人と一緒に・・・

あの吹雪の日を思い出した

2014-02-01 14:16:03 | その他

台風は大概それてくれるけれど、猛吹雪は一冬何度かあります。

昨日はそんな一日でした。

こんな日はなるべく外に出たくないものです。

ガラス窓は雪だらけ

吹雪で時々視界ゼロに・・・

こんな中をちょっと買い物に出かけてくると、夫は軽トラに乗って出かけていきました。

「ええっ!やめた方がいいんじゃない」と言うと

「吹雪の雪山を思い出した」と分からないことを言う。

 

思い出しました。

子供2人連れて、故郷に戻ったころ、夫は若いころから続けていた登山をまだやっていて

こちらでも山岳会に入り、雪の奥羽山脈縦走に参加したことがありました。

今日みたいな猛吹雪になり、雪洞を掘って凌いで一日遅れて帰ってきたことがあったのです。

山岳会に無線が通じて、皆無事だということがわかり遭難騒ぎにはならず、自力で下山してきました。

達成感いっぱいだったのでしょうか?

こちらの心配をよそにニコニコ顔で帰ってきました。

少々雪焼けでむくんだ顔、笑顔からこぼれた歯がやけに白かったのをを覚えています。

心配でいっぱいだった気持ちがゆるむと同時にその笑顔に腹が立ってきました。

「もうこんな思いは沢山!子供も育ちざかりなのだから、冬山登山だけはやめて!」

と強い口調になったのを覚えています。

 

あれ以来、冬山には登らなくなりました。

冬は子供たちをスキーに連れて行くのに忙しくなったこともありましたが・・・

でも、時々雪山の厳しさゆえの美しさを忘れられないと言います。

久しぶりの吹雪に血が騒いだのでしょうか??

まあ無事帰ってきて、「すごいなぁ!今日は・・・」などとウキウキしている姿が理解できない私でした。

 

団塊の世代の登山者が四季を問わず、よく遭難して話題になる昨今です。

山の魅力は私も経験した一人ではあるのでわかるのですが・・・

気持は若いつもりでも、やはり体力は格段に衰えていることを自覚して

入念な計画と、日々の体力作りが必要不可欠だと思います。

山を自然を甘く見てはいけないことを登山を経験された方ならわかっているはずですけれど・・・

三浦雄一郎さんみたいなスペシャリストは、比すべくもなく日々の鍛練と心構えが違うのですから・・・

30年前の吹雪の日を思い出しました。


かた雪・霧氷

2014-01-30 15:29:49 | 家族

今朝はぐんと気温が下がりました。

木々には霧氷がついて花が咲いたようです。

田に積もった雪が凍ってしまり、どこまでも渡って歩いていけます。

前方を歩いているのは夫、シャッターを切る私の影が映っていました~

一年でもっとも気温が低い2月になると、かた雪の日が多く見られます。

昔はこんな日を利用して田に馬橇で肥えを運んだそうです。

伐採した山の木々を運び出すのも雪の多い厳冬だったと聞きます。

なにか動物の足跡が桜の木まで続いていました。

奥羽の山並みがくっきり、青空澄んで白い雲が冷え冷えと見えました。

2月は、各地で小正月行事が催されます。

厳しい寒さを乗り越えようとする雪国の人たちの願いと

前向きな心意気がこめられているのだと思います。


誕生日の絵本

2014-01-28 15:39:21 | 絵本

2月5日は次男の、次女の誕生日です。今4年生。

年が変わって8人の孫の中で一番早い誕生日です。

姉は中1で初孫。3月3日雛祭りが誕生日。

この子の誕生日は決して忘れないのに次女の誕生日をうっかり忘れたことが2度あります。

3月3日が近づいてハッと気づいて、遅れてのプレゼント・・・「バーバ忘れたんだ、お姉ちゃんのは忘れないのに」

次女に寂しそうな顔をさせないように、

年頭に8人の孫の誕生日をカレンダーに記すことがまずは初仕事。

それぞれ、ほしいものは沢山あるのでしょうが、バーバは絵本と決めているので、

あきらめ半分、楽しみ半分てとこでしょうか・・・

 

忘れないうちにと思って、絵本を買い求めました。

「1つぶのおこめ」

欲張りな王様から1日目は1粒、2日目は2粒、3日目は4粒、5日目はその倍の8粒

と30日間もらい続ける約束をした賢い娘のお話。インドの算数の昔話です。

 

姉にも買いました。

「秘密のスイーツ」

中学生になったので絵本ではなく児童書

あの林真理子さんが児童書を書いていました。

戦争中の日本に生きていた雪子と携帯でつながった理沙、二人の少女の友情がタイムトンネルで結ばれるお話。

ちらっと読んだのですが、なかなか面白そう!読んでから渡そうかな

 

プレゼントは準備して誕生日を忘れたりしたら元も子もないですね。

なさそでありそな話です。用心、用心!

 

 

 

 


トタン屋根

2014-01-27 17:02:57 | その他

お日様が出ると家の中にいるのがもったいない気がします。

昨日の午後は吹雪いていたので、今朝はまたドンと積もっているのでは?

と思っていたので、その分うれしい陽射しです。

で、ぶらっと散歩しました。

山の神が祭られています。

集会所の雪下ろしの時についでに下ろしたものか、それともひとりでに落ちたのか・・・

道路の端を教える目印のポールが除雪車で押されてみな横倒しに・・・

庚申様も雪の中・・・でも小康状態が続いて随分と雪嵩が減りました。

我が家の本家(義父の実家)・・・雪原は田です。

 

気付いていると思いますが、雪国はトタン屋根です。

私がこちらに移り住んだ時、瓦屋根に慣れていた目には、

それも雪の季節ではなかったので、トタンの屋根の家々が不思議な光景に見えました。

雪国では当然なのですけどねぇ

トタン屋根に積もった雪はほとんど滑り落ちてくれます。

ある程度急な勾配が必要ですが・・・

それとトタンがさび付いてくると滑りにくいので何年かに一度はペンキを塗り替えます。

 

我が家のように後ろが田で、隣と接近していないところはいいのですが、

住宅地や、商店街などの密集地では、屋根にすべり止めを付けて

雪が落ちないようにしています。

大雪になるとお隣と仲が悪くなる・・・なんて話も嘘ではないでしょう。

雪下しと、下ろした雪を運んで捨てに行く費用は、業者に頼めば生半可な額ではないそうです。

核家族で、日中留守の家も暖をとっていないために屋根の雪が凍って滑り落ちずらくなっています。

雪が降り続いたあと共働きの次男の家がそうでした。

夫が除雪機を軽トラで運んで(下ろした雪を除雪するため)手伝いにいきました。

三男の家は勾配がきついので屋根の雪は滑り落ちましたが、

落ちた雪を寄せるのはどこの家でも免れません。

 

この冬も屋根から転落して亡くなった方がいます。

雪下し中の転落防止のための命綱、ヘルメットは、今までは大丈夫だからと安易に考えずに

必ず使用してくださいね。

軒先の雪を落とそうと梯子をかけて突いていて落雪の下になった方も多いようです。

思いもよらない落雪・・・他人ごとではないです。要注意ですねぇ

2月を過ごせば一山超えます。

お日様、今日はありがとう。

願わくばまたお目にかかりたいものですね~

 

 

 

 

 

 

 


貴重な太陽

2014-01-21 21:37:33 | その他

 

               

我が家のソーラー電気です。

雪が降るまでは太陽光を受け蓄電すると

一晩玄関や車庫の一角に明りを灯してくれていました。

雪が降り出して風除室に鎮座した3台。

少しでも外に近い場所にと思ったのですが、一日中雪が降る日は

2時間ほどしか点灯しません。

                   

久しぶりの太陽、青空が半日以上ももってくれたおかげで、

21時半現在いまだ明りが灯っています。

雪空がいかに太陽光を阻んでいるか一目瞭然です。

そう!秋田美人のきめ細かな白い肌は

やはりこの雪空が育んだことは明らかですねぇ

皮肉なものです。

貴重な太陽は雪寄せの疲れをしばし忘れさせてくれ、

ほんのひと時でも心に明りを灯してくれます。

町道も狭まり雪壁が日毎高くなります。

が、今日は穏やかな一日でした。