花と野菜とスケッチブック

春夏秋冬・花と野菜とスケッチとそして人と一緒に・・・

版画展

2010-02-27 12:43:48 | その他
「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」が秋田市のアトリオンで開かれている。
版画を彫る事に興味のある夫と心待ちにして出かけた。
2人で秋田市に出かけるのは何年ぶりだろう。それも心はずむ。
日曜日だということもあり、会場は沢山の人、人・・・
初期の作品は、大胆で力強く、年月を経るにしたがって、これが版画?
と思うような色使いや繊細緻密な作品に、見とれてしまった。
会場を何度か巡って、くまなく作品を見て回る。
1つの事を続けるうちに、技術も心も磨かれていく・・・
スポーツでもなんでもたどる所は同じ・・・
そんな思いを抱く。

1人で秋田市まで足を運ぶと、必ず立ち寄るお店がある。
1つはそばの店「四季」夫を誘って、ちょっと遅い昼食
ここで美味しいのが「にしんそば」注文すると今日は品切れだそうな・・・
いつも秋田に来ると立ち寄る事、にしんそばが食べたかったと残念がる私に
女主人が駐車券をくれる。何円以上に達しないとくれない駐車券をいただく。
秋田市もご他聞にもれず、景気が今一だと言う。
「ジュヂオング様様よ」と版画展開催の効果を喜んでいた。
山菜そばも、美味しかった。

もう一軒必ず立ち寄るのが、陶器店
尻漏れしない、夫の趣味瓢箪の柄のついた急須と茶香炉を購入。
2階の喫茶店でコーヒーと口当たりの良いパンを食べた。
いつにない街でのひと時、リフレッシュ。
ちょいと疲れたが、心地よい疲れ。
こんな時間もたまには持ちたいものだと、白髪も目立ち始めた夫の横顔を眺めた。

                      

夫製作の版画(ジュディさんごめんなさい)
   http://www.judyongg.com/art/  ジュディ・オングさんのHP です

フィギア・フリーを観て

2010-02-26 16:53:56 | その他
女子のフィギアスケートを観戦、密度の濃い戦いに今だ感動が冷め遣らず。

キムヨナの表現力豊かな完成度の高さは、金に値するすべりだったと思う。
それにも増して感動したのは、ミスしてしまった自分を悔やむ浅田真央の涙だ。
これをバネに、必ず浅田真央は自分を磨き成長していくに違いない。
頑張れ真央ちゃん、今まで以上に真央ちゃんが好きになった。
8位だった鈴木明子のスケートになぜかいつも感動するのは、彼女の真摯でひたむきな心を感じるからだと思う。
ロシェットの悲しみを胸に秘めた演技もすばらしかった。
付け加えて、選手一人一人の心にそった解説、そしてアナウンサーのコメントが光っていた。

何かを作り出すこと、納得いく完成に近づけること、妥協せずに続ける事で、技術は磨かれていくのだろう。
そして、人も成長する。
アスリート達の今後が楽しみ、ありがとう♪

小正月めでたいな

2010-02-25 11:18:04 | 家族

慌しい2月が過ぎようとしている。
1つの区切りとして、長男の結婚式を2月13日に行った。
1昨年5月5日に入籍し、内孫夏海の誕生、お嫁さんの仕事復帰等々
あっと言う間に月日が流れた。

4人の息子最後の締め、長男の結婚式だ。
東京から四男家族、茨城から私の弟も来てくれて、
親戚友人知人の前で晴れて夫婦と認めていただいた。
2人で作った生い立ちのスライドに泣いたり笑ったり・・・

家族が久しぶりに集って想い出もできた。
兄弟一家で湯沢の犬っこ祭にでかけたり・・・
家の周りの雪壁に息子達が穴を開け、ろうそくをみんなで灯し
我が家の一夜の雪祭を楽しんだ。

東京のいとことはめったに会えない、秋田の孫達。
すっかりお姉ちゃんになりきっていたせいか、
別れ際には大粒の涙をながして、さよならしていた。
もらい泣きの大人たち・・・
7人の孫に囲まれて、幸せを噛み締めた数日だった。

寒い小正月が過ぎれば春はもうすぐそこ。
今日の陽射しは確実に雪を融かしていく。
            
            

                     


シズコさん

2010-02-04 10:42:17 | その他
久しぶりで読書をした。昨年買っておいて、そのまま本棚に眠っていた本だ。
タイトルは「シズコさん」
佐野洋子さんが書いたと言うのが気になって購入した。
佐野洋子といえば、絵本作家でもある。
手にとって読んでもどちらかと言えば、内容も絵も暗い感じで好んで選んだ事はない。
「わたしのぼうし」「100万回生きたネコ」「おじさんのかさ」等

「シズコさん」は、佐野洋子のお母さんの事を書いた、自叙伝的な本だ。
認知症にかかり、施設に入れてしまったことへの悔恨
子どもの頃からの母との確執
歯に衣着せぬ物言いがかえってさばさば読みやすい。
スパッスパッと切り捨てるような乱暴な言葉の裏に、つまるところ愛がある。
深いところの愛が読後に彷彿する。
もう1度、絵本に目を通したくなった。
彼女の人生に触れ、違った見方ができそうな気がする。