50代もあと一年、還暦を迎えるなんて信じ難い。幼かった頃、お隣に住んでいた50歳だと言うラーメン屋のおばさんが、本当にいいお年寄りに見えた。昭和30年代、当時平均寿命は何歳くらいだったのだろう。
元気で自分のことは自分ででき、苦なく余生を生きていけるなら、80代でも90代でも長生きはめでたいことだ。しかし、少子高齢化は進み、不景気による若者の就職難、働き盛りの人たちは給料削減やリストラなどなど、先行きは不安ばかりだ。国債ばかりが増え、年金の支給なんて臨めやしないと、政治に疎い若者さえ、政治不信は実感とともに広がっている。
若い世代が窮していけば、結婚はできず、結婚しても二人で働かなければ食べていけない。となれば、子供を産み育てるゆとりも見いだせない。親の世代を見守るゆとりなど持てるはずもない。団塊の世代、高度成長期に暮らした人たちには、落ちていく日本の姿は火を見るより明らかなはずだ。日本はどこで、ボタンを掛け違えたのだろうか?あの戦後の目覚ましい発展の途上、日本独自の本質的な大事なものを見失ってはいなかっただろうか?発展途上得たものも大きかったけれど失ったものを今一度考え正す時かもしれない。見誤った政府の判断に乗せられ、あふれる情報に振り回される私たちにも責任がないとは言えない。何が真実か、正しいか、見極める知恵がとても大事だと、この年になって遅ればせながら考えるときがある。
見識のある政治家がいない今の日本の不幸、政治の過ちは国民の生活を脅かし、これからの日本の進むべき道のよしあしを決定してしまう。
心してほしいですね。政治家は私たちの代表だということを。国民のことを第一に考えているのでしょうね!必死で日本丸が大海原で沈没しないように舵取りしてほしいものです。叡智と判断力を(もっていないか?)・・・不安です。