実家からもらってきたハマナス 生命力の強さには圧倒される。
ほおっておくと、背丈も伸びるし新芽を次々出してついには木製化し、他の植物の場所を占領してしまう。
冬が間近になると、茎を覆うように生えている棘におびえながら、雪囲いしていたが、
近頃は根元からバッサリ切りこんでいる。
それでも春には新芽をだし、バラ色の花をつける。
スケッチしようと鋏んだ一枝・・・つかむところもないくらいにとげとげしい。
「どうして私をきるの!?見向きもしなかったくせに、スケッチですって!」
そんなことはない、可憐な花をつけ実をつける…ジャムにできると聞いて挑戦したことだってある。(種の多さに持て余してしまったのだけれど)
ハマナスは「お見通し!」とでも言うように、描き始めるとたちまち開いていた花びらをずんずんすぼめてしまう。
色をつけ始めるころには、花弁の中は見えなくなった。心を閉ざしたみたいに・・・・