北国秋田に春が訪れ、木々は芽吹き始め、少しずつ濃い緑になり
新緑の美しい季節になった。木々や草花は、太陽の日差しをいっぱい浴びて
キラキラと輝き、心が洗われるようなこの季節、友だちと秋田へ。
この時期の一番の山からの贈りもの…それは山菜。
市民市場には、子どもの頃から食べていた懐かしい採りたての山菜がいっぱい並んでいた。
早速色々選び、宅急便で送ってもらった。
次の日届いた段ボールの中をドキドキしながら開けると・・・
みずみずしい山菜が。思わず感動してしまった。早く食べたい!
旅の疲れも忘れ、寝るまであく抜きなどの下ごしらえに励んだ。
ミズ
皮を剥き、キュウリと漬物に。茹でておひたしや、みそ汁に。
しどけ(モミジガサ)
独特の香り、ほろ苦み、シャキッとした歯触り、秋田では人気ナンバーワン、
山菜の王様と言われ、値段も高い。茹でてあく抜きしてお浸しに。
あいこ(ミヤマイラクサ)
あくが少なくくせがないので、茹でておひたし、汁の実、和え物に。
笹竹
あくがなく、すぐに食べられる。味噌汁、炊き込みご飯に。
おふくろの味、三本の指に入る懐かしい山菜。
採りたてのじゅんさい
秋田の友だちが朝早く市場で買って来てくれた。
酢の物、お吸い物、みそ汁に。プルプルした食感はたまらない。
茄子漬(もち米漬け)とキュウリ、かぶ、人参の浅漬け。
蕗と油あげの煮物。
朝、昼、晩、食卓は山菜づくし。
とっても幸せな数日を過ごした。本当に美味しかった。
お天気に恵まれ、新緑の角館、つつじが見頃の「千秋公園」などの風景が
目に浮かぶ・・・しばらくは楽しかった旅の余韻に浸れそう。
今度は紅葉の頃かな・・・