今年は珍しい事に都内より早くソメイヨシノが開花した。
3月29日だったかな? 開花が始まると、桜は堰を切ったかのように、どんどん咲き始める。
寒い時期ずっと耐えて、ようやく自分たちの季節が到来したと思って いるのだろうか。
先週の日曜日に通った時、グリーンタウンの桜が咲き始めていて 感動したばかりなのに、
2日前には結構咲いていて、その開花の速さにビックリした。
だとすると枝垂桜は見頃かもしれないと、用事のついでに息子の近くの「興福寺」に 行ってみたら、
雨の中もう散り始めていた。 待ち望んでいた春が来たというのに、何だろう、このお天気は。
お天道様に 見放されてしまったのか
そして、いつもの散歩道の公園のソメイヨシノが咲き始めていた。
(昨日は結構青空が見えたのに、今日は又雨)
あいにくの天気が続いているが、花や木々は天気など待っていられないみたいに
次から次へと花を咲かせている。
菜の花はまだまだきれいだし、紫色のムスカリ、タンポポとカラスノエンドウ、
零れるように咲く真っ白なユキヤナギ、黄色のレンギョウ
そして、花壇のチューリップもようやく咲きだした。
花の写真を撮りながらの散歩は楽しい。
この公園も、公園ボランティアの方々や、近くの小学生たちの
協力で、こんなきれいな公園になっているんだな、と感謝している。
春は別れと出会いの季節、うん十年も生きてきた私も
思い出すと、別れの切ない想いや、嬉しい出会いの思い出が蘇る。
生前よく母が呪文のように呟いていた、「あと何回桜が見れるかな・・・」と
言う年齢になってしまった。普段はこんなことは事は考えないが、
春はふと感傷に浸ってしまう季節なのかもしれない・・・